「忘れっぽい」をなくそう! 記憶力を簡単に鍛える方法
今日からまねできる記憶術【短期記憶編】
短期記憶の記憶術としては、「数字(個数)」で「気持ちと一緒に」覚える、という簡単な方法があります。
例えば、カレー作りの支度をする場面を想定しましょう。ルーはありますが、その他の食材がなく、しかもトイレットペーパーも切れているのでスーパーに買い出しに行くことにします。
家を出る時に牛肉・じゃがいも・玉ねぎ・人参・トイレットペーパーを買いたいということを覚えていても、スーパーに着いた頃には抜け漏れが生じるかもしれません。
そんな時には、数字と感情を結び付けて脳にインプットすることを意識してください。
「ルーだけはあるのね。買うものは全部で5つ。ただし、そのうち4つは食品で、1つは日用品。日用品はスーパーの2階。階段を利用して運動しよう! 頑張ろう!」と脳に入れ込むようにします。
スーパーに着いて「あれー、何買うんだっけ……」と思っても、「なんか私、頑張って運動しようとしてたな。2階、ああ日用品コーナーに行くんだった!」とまず瞬時に思い出すことができます。
トイレットペーパーを手に取った後は、カレーの材料を思い浮かべながら、3つの食材を見つけます。そこで、食品は4つという「4」という数字だけは覚えているので、「後もう1つ足りない。あ、牛肉か」と気付くことができるのです。
このように、短期記憶は覚えるべきことを「数字」「感情」と結び付けてインプットすると、すぐに脳から引き出せるようになります。