「忘れっぽい」をなくそう! 記憶力を簡単に鍛える方法
間違った暗記方法
まず間違った暗記の方法としては、やみくもに覚えようとする、とりあえず書いてみる、などが挙げられます。また、たとえメモしたとしても数分後にメモの在り処が分からない、何ならメモを取ったことすら忘れている……ということもあるでしょう。
実は私もそのような失敗を何十回としたことがありますが、これから紹介する「記憶術」を心掛けたところかなり改善されました。
そもそもどうして覚えていられないのか
仕事や勉強で覚えなくちゃいけないことは、どんどん頭から抜けてしまう。けれど幼少期に仲の良かった友達の名前、好きな人からもらったプレゼント、意地悪な人から投げ付けられた心ない言葉……数年経っても不思議と覚えていますよね。
実は記憶の定着というものは、脳に入ってきた時の衝撃(インパクト)の強さと、その後思い出した頻度によって実現されます。
脳にインプットする記憶の質を高めて短期記憶を作り、思い出すことを繰り返すといつの間にか長期記憶として脳に定着しているものです。
逆にいうと、短期記憶ですぐ記憶が抜けてしまうのは、インプット時の記憶のインパクトが不足しているから。また、一度きちんと覚えたはずなのに長期記憶で忘れてしまうのは、反復が不足しているからといえます。