いいことがないと感じる原因は? うまくいかない時の対処法
うまくいかない時の対処法
うまくいかないことに対して落ち込むのは悪いことではなく、むしろ人として成長するために必要なこと。
それは理解したけれど、やっぱり気持ちは穏やかにならないよ……と思っている人、きっとたくさんいますよね。
分かります。「いいことがない」と思うのには、それだけの理由が実際にあるわけで。思い出しては落ち込み、思い出しては落ち込み……を繰り返してしまうもの。では、そんな落ち込みとどう向き合っていったらいいのでしょう。
(1)落ち込む状態を客観視する
ここで先ほどお伝えしたことを思い出してみてください。「いいことがない」と感じてしまう時、実際いいことが全くないなんてことは、ほとんどの場合ないはずなんです。
私は今落ち込んでいる、でも私の周りには、私を心地良くさせてくれるものがたくさんある! と気付くことが大事です。
(2)好きなもに触れて新たな視点を得る
いや、そう言われても……と思いますよね。それも、分かります。分かりますよ。スイカジュースを飲む前に、スイカジュースのおいしさに感動することはできませんから。
なので、「まぁ気休めだけど」と心でつぶやきながらでいいので、好きなものに触れる時間を作ってみてください。
例えば、大好きなアーティストのライブDVD、何度見ても爆笑してしまうYouTube動画、心が晴れ晴れする映画やドラマ。お気に入りの作品を見るのもいいし、おすすめされている作品を初めて見るのもいいと思います。笑ったり、泣いたりすることで心がデトックスされます。
個人的におすすめしたいのは、海外のドキュメンタリーです。自分が今いる場所とは違う国、違う環境で懸命に生きる人たちの姿に、目からうろこが落ちます。
そもそもドキュメンタリーは、本人には責任のない何かしらの困難がある中で、それに屈せず立ち向かっていく人々の姿を伝える作品が多いです。なので、「世界にはこんなに大変な状況の中でも、たくましく生きている人たちがいる」と勇気をもらうことが多いのです。
日本のような先進国に生まれた時点で、人生にさまざまな選択肢があり、実はかなり恵まれている、とも気付かされます。
あれ、私やれることたくさんあるんじゃない? すごく不幸だと思ってたけどそうでもないんじゃない? やり方次第、考え方次第じゃない? 一つの価値観に縛られすぎなんじゃない? と。
つまり、新たな視点を得ることで、「いいことがない」と決め付け、陰っていた心に光が差し込み始めるのです。
(3)信頼できる人と対話する
そういう意味で、信頼できる友人や知人と話をすることも、すごくおすすめです。というか、可能なら真っ先にそうすべきです。人に話すだけで気持ちが軽くなりますし、第三者から「分かる」「つらかったね」と共感してもらえることで心がほぐれます。
一人であれこれ考えていると、人はネガティブになりがち。それを防ぐための特効薬は、信頼できる人と話すことです。
とはいえ、つきっきりで話し相手になってもらうわけにもいかないですし、悩みによっては話せる相手がいないときもあります。それに、心のチャンネルはたくさんあった方がいい。なので、映画や本や音楽などに触れて、心にいろんな風が入ってくるようにする。こんなふうに過ごしてみてください。