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何もやる気が起きないのはなぜ? 無気力改善法や日々の過ごし方とは

桑野量(心理カウンセラー)

無気力を改善する日々の過ごし方

やる気が起きない時に、無理に自分を奮い立たせても逆効果になってしまうこともあります。

自分の状況に合った対処法をしっかりと見つけていきましょう。

(1)休日はしっかりと休む

やる気が起こらないくらいに疲れ果てていることを自覚して、それ以上無理をさせないことを意識しましょう。可能なら1日ゆっくりと過ごすことです。

スケジュール的にしっかりと休むことができないようなら、休憩の回数や時間を増やすなど、少しでもリラックスする時間を増やしましょう。

(2)体の喜ぶことをする

ストレスから生活のリズムを崩してしまっているのなら、朝日を浴びる、食事に気を使う、睡眠時間を増やすなど、体の状態を回復させることを意識してみてください。

「ストレスがたまる→生活のリズムが崩れる→ストレスへの耐性が弱くなる」という悪循環を断ち切るためにも、健康や生活のリズムをキープすることを心掛けてみましょう。

(3)完璧主義を手放す

自信がなくてやる気が起こらない時は、自分に対してプレッシャーをかけ過ぎているかもしれません。

目標が高いことは素晴らしいことですが、劣等感の裏返しから完璧主義になっているのなら、うまくいきませんよね。

やるべきことを小さなステップに分けて、一つ一つのプレッシャーを小さくすることで、ハードルを下げてみるのもいいかもしれません。

(4)五感を刺激する

思考が強く働いて休まる暇がないなら、五感を刺激して心地良いと感じることを積極的にしていきましょう。

体を動かすことや自然の中でゆったりと過ごすこともいいですね。

ストレッチはやり始めた時は体が硬くて思うようにできないことがありますよね。思考を休めて五感を刺激することも同じです。回数を重ねることで上手に気分転換できるようになります。

(5)やりたいことにチャンレンジする

周りの評価ばかり気にすることはやめて、本当に自分のやりたいことにチャンレジしてみましょう。過剰な人は「ランチに何を食べるのか?」でさえ周りの目を気にしてしまいます。

自分の人生を豊かにしてくれるのは、他者の評価ではなくて、自分の行動と選択です。誰の目も気にしないなら、何をしたいでしょうか?

すぐにはできなくても、ノートにメモをして自分の本当の気持ちを書き出すことから始めてもいいですね。

(6)感情を解放する

失恋の痛みなど、過去の感情を抑圧してしまっているのなら、「やる気が起こらない」のは、その感情をもう解放させていいサインかもしれません。

心が不安定になりたくなくて、感情を抑圧して我慢してきたかもしれません。しかし、時間という薬が抑圧した感情を覚えても大丈夫なようにしてくれていることもあります。

過去の出来事を振り返ってみるタイミングかもしれませんね。

(7)スマホからの情報を遮断してみる

「やる気が起きない」から何もしないのではなくて、普段から何もしない時間を積極的に作ってみましょう。

窓の景色をただ眺めてみる。少しだけ目を閉じて深呼吸する。

隙間の時間にスマホやネットで情報に触れるのではなくて、自分の心や気持ちを整理する時間を作ってみてくださいね。何も考えない時間が自然と気持ちを整えてくれることがありますよ。

病気の可能性も……。心配なら専門機関へ

何もやる気が起きない時は、無理することなく、自分の心地良い選択をするようにしてください。

やる気を出そうと頑張る……そういったあなたの行動が、うまい方向に進むとは限りません。

もし、やる気が起こらない状態が長く続く時は、一人で抱え過ぎることはしないで、専門機関に相談されてもいいかもしれません。

必要な助けに手を伸ばすことも大切ですからね。

(桑野量)

※画像はイメージです

※この記事は2020年04月17日に公開されたものです

桑野量(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

カウンセリングサービス所属、心理カウンセラー

電話、面談(東京・福岡)によるカウンセリング及び心理学ワークショップ講師をしている。「楽にシンプルに自分らしく生きる」をテーマに、現在抱えている問題や不安に対し、その人の魅力や才能が輝き出せるような提案やサポートを行う。恋愛やビジネスなどの問題に対して心理学的なアプローチだけではなく、リラックスした空間を作り出し、笑いあえる温かく優しいカウンセリングが好評である。

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