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大人になってから友達ができない人の10の特徴

小日向るり子

友達がいないことは悪いことではない

ここまでで、友達を作るコツなどを解説してきましたが、「友達がいない」ことは決して悪いことではありません。

学校への入学など新たな環境に移行する際に「お友達たくさん作ろうね」と言われたり、家で一人でいると親から「お友達と遊んできなさい!」と言われたりした記憶がありますよね。和を尊ぶ文化が強い日本では、通常教育として「仲間を作りましょう」「協調性を持ちましょう」という教育が行われてきました。

これは、社会がさまざまな人との関わり合いで成り立っていることから考えると正論ではあるのですが、正論が全ての人の生きやすさにつながるわけではありません。

まずは「友達を作るのはいいことだ」という概念が教育による刷り込みであることを理解しておきましょう。

そして、「友達がいない」と悩む人のお話を伺っていると、学生時代のような濃密な友人関係に固執していて、そのような関係が再び築けない現在に自信を失っているだけであることが多いです。

生きている時間が長くなればなるほど価値観は多様化し、環境も変わるものです。友達がほしいと思う気持ちがある場合は、「友達関係とはこうであるべき」という固定観念を捨て、「自分が楽しい時間を他人とも共有できたら素敵だな」という意識で人と接していくことを心がけていきましょう

(小日向るり子)

※画像はイメージです

※この記事は2020年03月30日に公開されたものです

小日向るり子 (心理カウンセラー)

心理カウンセラー
フィールマインド 代表カウンセラー
正社員をしながらボランティアの電話相談員をしていました。「どんな電話も切らない」理念の中で恋愛、自死、癖、愚痴、いろいろな話を聴かせて頂きました。資格取得後はハラスメント相談員を経て現職。相談件数は2200件を超えます。悩みに大小はありません。

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