スポットライト症候群って何? 当てはまる人の特徴と対処法
スポットライト症候群とは「キラキラしていた過去を忘れられず不安になること」の例え。引退した芸能人やアイドルが、再度カムバックするのを揶揄する言葉として使われていました。とはいえ、これは私たち一般人にも当てはまること。その特徴について、催眠心理療法士の浅田悠介さんに詳しく解説してもらいました。
「昔はバリバリ活躍していたんだけどなあ」
「もっと輝く場所にいたい」
「あの頃みたいに目立ちたい」
「ちやほやされたい」
「ああ、このままでいいのか不安になる」
そこの貴女、過去のちやほやを思い出しては「これからどうやって生きていこう」と、不安になっていませんか?
もしかすると、それは「スポットライト症候群」かもしれません。
耳慣れない言葉でしょうか。とはいえ貴女の救いになるかもしれません。具体例や当てはまる人の特徴、向き合い方を解説いたします。ぜひ参考にしてください。
目次
スポットライト症候群とは?
まず「スポットライト症候群」の説明をしますね。
ざっくりいうと「キラキラしていた過去を忘れられずに不安になること」です。もう一度表舞台に戻りたくなったり、現在と比べて苦しくなったりするのです。
ちなみに、これは心理学用語ではありません。
週刊誌やネットニュースで使われる、ある種のスラングです。引退したのに、長い年月の果てに再度カムバックする芸能人を「スポットライトが恋しくなったのか」と、揶揄するための言葉だったのです。
転じて「外見や成績や能力が優れていて、ちやほやされていた人物が年月や環境の変化に耐えられずに自分の価値を見失う状態」という使われ方になっていきました。