実は簡単! 「サザエさん症候群」を防ぐ休日の過ごし方
サザエさん症候群の原因
「サザエさん症候群」の症例は、休日の終わりと仕事の始まりを実感して憂鬱になってしまうものです。
例えば「月曜日に会議がある」「提出期限が迫っている仕事をやり残してしまった」「休み明けにクレーム対応をしなければいけない」などを経験した方は多くいるかと思います。
このように仕事のやり残しなどが心に残ってしまうと、気持ちのオンオフを切り替えることがうまくできなくなってしまいます。
それにより、休日のリラックスするべきときにリラックスができなくなる状態が生まれます。このことから自律神経の働きが悪くなり、うつに似た症状が出てくるのです。
また休日の終了を連想させる時間的なタイミングが、「気持ちの沈み」などの症状を強く意識してしまうというのも原因です。

サザエさん症候群とは翌日から始まる学校や仕事のことを考え憂鬱になり、体調不良や倦怠感を感じること。あなたのサザエさん症候群度を診断します。
サザエさん症候群の対処法
解消法としては以下2つが考えられます。
(1)金曜日までに仕事を片付ける
気持ちのオンオフがうまくいかなくなる原因として、会社や仕事を意識してしまうというものがあります。ですので、基本的なことではありますが、心残りになるような仕事はできるだけ休み前までに片付けるようにしましょう。
もちろん、すべての仕事を片付けることが難しい場合もあります。そのときはキリがいいところまで済ませておくことや、休み明けの作業がスムーズに進められるようタスクを洗い出しておくという感じでもいいでしょう。
(2)翌週の予定を立てておく
「来週は仕事がたくさんあるかもしれない」「忙しくなったら嫌だな……」など不安要素があることも、憂鬱な気持ちをつくってしまう原因です。
ですので、ある程度翌週の予定を把握しておけば、気持ちを軽くすることができますし、オンオフの切り替えもスムーズになります。
また、人間にとって「やるべきことがある」というのは、精神的に案外大切なことなのです。実際に精神医学では、ひとつの習慣を持ち続けている人の方が抑うつ的になりにくいといわれています。反面、休日に家でダラダラと過ごしている人ほど「サザエさん症候群」の傾向が強くなってしまいます。
何もしていないことでかえって気持ちが沈み、そこに「明日から仕事」というストレスがかかるので、よりつらくなってしまうわけです。
そこで休みの日は、「今日は○○しよう!」というように、目標を立てて行動してみるといいでしょう。