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心理学で解決! 絶対に寝坊しない方法と習慣作り

小日向るり子

寝坊しない習慣の作り方

最後に、日ごろからできる「寝坊しないための習慣作り」をご紹介します。

1.睡眠時間の優先順位を上げる

前述したように、睡眠時間は日常の優先事項の最下位に組み込んでしまいがちです。

つまり「○曜日は習い事で、そのあと飲み会に合流するから寝るのが遅くなるけど仕方ない」といった考え方です。

しかし、睡眠不足は寝坊だけでなく身体の抵抗力を弱くしたり、気力・意欲の低下など心身の不調に直結したりすることもあります。就寝時間をしっかりと予定に組み込み、優先順位を上げましょう

2.寝酒をしない

アルコールには寝つきを良くする効果があるため、眠れないとお酒を飲むという習慣がついてしまっている方もいるかもしれません。

しかし、アルコールによる眠りは浅いため、質の良い睡眠はとれません。途中で起きてしまい朝まで眠れず、やっとウトウトしたら寝坊してしまった、という悪循環がつきやすいのです。

アルコールは耐性もつきやすく依存性もあります。眠れないときにお酒の力を借りるという寝酒の習慣はやめましょう。

3.朝のルーティンを作る

寝坊しないで起きる、ということだけに焦点を当てるのではなく、もっと大きな時間のくくりでルーティンを作りましょう。

たとえば、「軽いストレッチ」「豆から珈琲を入れる」「観葉植物に水をあげる」「朝シャワー」といったことです。

ルーティン化してしまうと、寝坊してそれらができなかったときにストレスを感じるため、そのストレスを回避しようという心理が働き、無理なく早く起きられるようになります。

4.自分の睡眠サイクルを把握する

睡眠には眠りが深いノンレム睡眠と、眠りが浅いレム睡眠があります。就寝直後はノンレム睡眠から入って約1.5時間毎にレム睡眠に切り替わり、それが交互にやってきます。

起きるタイミングはレム睡眠(浅い眠り)のときのほうがスッキリと起きられますので、この睡眠サイクルを逆算し、自分の体質と環境に最適な就寝時間と起床時間を把握しておきましょう。

ストレスを緩和して良質な睡眠を

寝坊を防ぐためには目覚まし時計を複数使う、アラームの多用、モーニングコールの依頼など色々な方法があります。しかし、今回はそうしたハード面ではなく心理的な要因からの対策をお伝えしました。

不安や心配事があると眠れなくなったり、嫌なことがあると無意識に逃避したりといった「心のありよう」も寝坊の要因となります。

寝坊に対するハード対策だけでなく、ストレスそのものに対する耐性を強くすることも意識してくださいね。

(小日向るり子)

※画像はイメージです

※この記事は2020年01月30日に公開されたものです

小日向るり子 (心理カウンセラー)

心理カウンセラー
フィールマインド 代表カウンセラー
正社員をしながらボランティアの電話相談員をしていました。「どんな電話も切らない」理念の中で恋愛、自死、癖、愚痴、いろいろな話を聴かせて頂きました。資格取得後はハラスメント相談員を経て現職。相談件数は2200件を超えます。悩みに大小はありません。

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