喪失感の意味とは? 喪失感を感じる瞬間と乗り越え方7つ
回復するには? 喪失感の乗り越え方
人は喪失感を覚えたとき、どのように対処したらいいのでしょうか。
最後に、喪失感を乗り越える方法を4つご提案します。
1.同じ体験を持った人と喪失感を分かち合う
大切な人を亡くすといった非常に大きな喪失体験をしてしまうと「こんなに辛いのは世界で自分だけだ」といった強い孤独感にも襲われます。
しかし、同じ体験を持った人と喪失感を分かち合うと「辛いのは自分だけではない」という気持ちを取り戻すことができ、孤独感から救われます。
また喪失を受け入れ、乗り越えている人たちの話を聴くことにより、自分もいつかは立ち直ることができるという希望を持つことができます。
2.感情をありのままに吐き出す
喪失体験を癒す過程は「グリーフ・ワーク」と呼ばれています。グリーフ・ワークでの第一歩は、感情をありのままに吐き出すということです。
吐き出す先はネットでも構いませんが、大切なことはそこがあなたの感情を否定せずに受け止めてくれる場所かどうかということ。
たとえばコメントやメッセージ機能があるネットワークの場合、コメントによって前を向くことができる場合もありますが、さらに傷つく可能性もあります。
さらなる痛みを作らないよう吐き出す先はじっくり考えて、ありのままの感情を吐き出してみましょう。
3.波は必ず小さくなることを知る
喪失体験をした直後はなんの感情もわかない状態まで落ちてしまうことも多々あります。
そしてその後に悲しみや寂しさ、怒りといった様々な感情で混乱したり気持ちが沈んだりする辛い時期がきます。そこからなんとか浮上してもまた落ちる波はやってきます。
でも、その波は1度目よりは2度目、2度目よりは3度目と徐々に小さくなっていくことを覚えておきましょう。
「波は何度かやってくる。でも次の波は以前より小さい」ということを知っておくだけで楽になります。
4.感謝の気持ちを持つ
感情をあるがままに吐き出し、分かち合ったあとは感謝してください。一度きりの人生で、自分の一部として愛せるような存在に出会ったことは奇跡ですし、一緒に過ごした時間は消えません。そうした気持ちを与えてくれた過去に素直に感謝しましょう。
そしてそう思えた自分にも優しい気持ちを持ってください。
5.断捨離する
失った何かを思い出すきっかけとなる物や人間関係が近くにあるから、喪失感が助長されてしまう場合もあります。
そんな時は、思い切って断捨離してしまうのも手。喪失感の原因となることに関連するモノ・ヒトから距離を置いてみましょう。
気分がすっきりとし、新しい気持ちを迎えられるかもしれません。

断捨離したいと思ったら……。捨てる時のコツを押さえておきましょう。
6.仕事に打ち込んで暇を作らない
考える時間があると、喪失感はどんどん育っていきます。従って、暇を作らないことも有効な手。おすすめは、仕事に打ち込むことです。
「何をすればいいか」に迷うと、人は余計なことを考えてしまいます。そんな時、仕事は無条件にあなたへ「やること」を与えてくれるはずです。
今は無心で仕事を頑張って、そのことだけに集中するのもいいでしょう。
7.もう一度同じ体験をする
前述したイベントや、エンターテイメントに対する喪失感に効果的な方法です。
再び体験できるなら、それを繰り返してみましょう。つまり、また同じようなイベントに参加してみる、漫画やドラマならまた最初から見直してみる、などです。
次第に飽きを感じ、喪失感から抜け出せるかもしれません。
喪失感情は「乗り越える」のではなく「受け入れる」
生命は必ず死にます。また人の感情は川の流れと同じでひとつところに留まっていることはありません。
これは一見すると寂しいことですし、この自明がある限り喪失感情はなくなりません。
しかし、それは自分の心も常に動いており、自分の命もいつか消えるということです。
喪失感情で辛いときは、この絶望的な気持ちも時間とともに必ず動くことを思い出してください。喪失感情は「乗り越える」のではなく「受け入れる」ことが重要です。
(小日向るり子)
※画像はイメージです
※この記事は2019年11月29日に公開されたものです