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いま話題の「恋愛バラエティーショー」は婚活に役立つのか #生きていけ、私

生きていけ、私

仁科友里

女性がタフに明るく生き抜いていくために、世の中の出来事をどう見たらいいのか。ライターの仁科友里さんが贈るコラム連載「生きていけ、私」。

こんにちは、ライターの仁科友里です。

先日『バチェラー・ジャパン』シーズン3があらゆる意味で衝撃的な結末を迎えましたね。

バチェラー以外にも『あいのり』や『テラスハウス』など、恋愛バラエティーショーというのは、わりと昔から続いているジャンルではあります。

ショーとして考えるのなら、見どころは「女性が男性を取り合う」ことでしょう。男性をモノにするために、女性陣が策略をめぐらせます。現在婚活中の人はテクニックを盗みたい、真似したい気持ちになるかもしれません。

エンタメとして、ひとりでもしくは友達とワイワイ楽しむのならありでしょう。けれど、実際の婚活の参考にはならないし、参考にしすぎるとむしろ成功は遠ざかるのではないかと私は思っています。

恋愛バラエティーショーを婚活の参考にしてはいけない理由

恋愛バラエティーショーをあくまでエンタメとして楽しんでほしい理由は3つあります。

(1)恋愛バラエティーはノンフィクションとは限らない

恋愛バラエティーは、ノンフィクションとイコールではありません。なので、放送されている内容は真実とは言い切れません。

制作側、出演者側が演出を加えていないかどうか定かでないものは“教材”としては不適切ではないでしょうか。

(2)出演者は本当に素人なのかも定かではない

『バチェラー・ジャパン』のシリーズがそうだと断定するつもりはありませんが、素人を自称してテレビに出ている女性は、完全に芸能界未経験ではなく「芸能事務所に所属しているけれど、名前が売れているわけではない」状態を指すことはよくあります。

もし、みなさんがスターのタマゴで、こういう恋愛バラエティーに出るとしたら、何をするでしょうか?

おそらく、「目立とうとする」ことでしょう。常識外の行動をとって視聴者をイラつかせるほど名前が浸透し、次の仕事につながるかもしれないからです。

女同士の足の引っ張り合いも恋愛バラエティーの見どころになっていますが、「名前を売って、前に行くための戦略」という可能性はゼロではないでしょう。

ですから「オンナってこわい~」などと言っている場合ではないのです。

(3)そもそも婚活は、女性同士の競争ではない

婚活がうまくいかない人のひとつの傾向として、「女性と競争したがる人」が挙げられます。

たとえば、彼が「来週は会えない」と言ったとしますね。たいていの人は「残念だけど仕方がないな」と思うでしょうが、女性と競争したがる人は「誰かほかの女性と会っているのかもしれない」とか「会わないうちに、誰かに取られてしまう」と考えたりします。

「女性と競争したがる」ことによって、存在しない敵が増えていくのです。誰かと争ったほうが燃えるという人なら別ですが(そして、そういう人はごく稀です)、たいていは「いろいろ考えて、自爆する」のがオチです。

婚活は“ほかの女性”ではなく“自分”との闘い

そんなことを言っても、モテる人を好きになってしまったら競争になるじゃないかと思う人がいるかもしれません。

しかし、婚活というのは「私と結婚すると、こんなトクなことがありますよ」と相手に提示し、自分もメリットを得ることがポイントだと私は思っています。ですから、いかに自分のメリットを男性に向けてアピールできるかがポイントになります。

よって、ライバルが何人いようと自分にメリットがあれば結婚できますし、ライバルがいなくてもメリットがなければ、結婚は成立しません。

また、男性とのコミュニケーションを円滑にするために、自分の感情をコントロールしたり、物の見方が著しくゆがんでいないかをチェックしたりすることも必要です。

うまく女性と協力して出会いを増やすのと同時に、トラブルに発展しないように揉めごとの芽をあらかじめ摘む危機管理能力も必要になります。ひとことで言うと、婚活は自分との闘いなのです。

かといって、私は恋愛バラエティーそのものを否定したいわけではないのです。フィクションを観て、味気ない毎日を活気づけ、その上で実際の婚活をうまく乗り切ってください。

(仁科友里)

※画像はイメージです

仁科友里

1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。OL生活を綴ったブログが注目を集め、2006年に『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。『サイゾーウーマン』『週刊女性』『週刊ポスト』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む女性たちの相談にも答えている。
ブログ「もさ子の女たるもの」(http://ameblo.jp/nishinay-127/
Twitterアカウント @_nishinayuri

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