「詰めが甘い」の意味とは? 特徴と心理・克服方法を解説
「詰めが甘い!」と怒られた経験はないですか? 詰めが甘いとはどういう意味なのでしょう。この性格は改善克服できるのでしょうか。マジシャン兼催眠心理療法士の浅田悠介さんに教えてもらいました。
そこの貴女。
「詰めが甘い」。
こんな言葉を言われたことはありませんか?
正直、ちょっと刺さりますよね。確かに、仕事だったらミスにもつながりかねません。
でも、そもそも詰めが甘いってどういうことなんでしょう。詰めの甘さは、克服できるものなんでしょうか。
今回は貴女のスキルアップのためにも、その原因と改善方法を探ってみましょう。
目次
由来は? 「詰めが甘い」とはどういう意味?
まずは、「詰めが甘い」という言葉の意味をおさらいしておきましょう。
詰めが甘い
読み方:つめがあまい
別表記:詰めがあまい、つめが甘い物事の最終段階での緻密さを欠いているさま。最後の最後でへまをする様子。「詰め」は物事の終局を意味する語で、将棋の「詰み」と同源とされる。
(『実用日本語表現辞典』)
言い換えると「見通しが弱い」という意味です。
先々の計画をたてるのが下手で、最後で、ミスをしてしまうことです。
その由来は将棋にあります。
良い勝負をしていたのに「詰め(最終局面の戦い方)」を読み違えたせいで負けてしまうことからきています。
「詰めが甘い」の例
言葉の意味をさらに深く理解するために、「詰めが甘い」と思われがちな行動の例をいくつか考えていきます。
例1.
服や化粧品などを完璧にパッキングして楽しみにしていた旅行。いざ出発、というところでパスポートを忘れていたことに気づいた。
例2.
何度もロールプレイングしたプレゼンの当日に、会議室の予約を忘れていたことに気づいた。
どれも想像しただけでゾッとしてしまうようなうっかりミスですね……。みなさんも、「詰めが甘いな」と感じた経験がひとつはあるのでは?