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いい男を探し疲れた人へ、いい男を“育てる”発想のススメ #オンナの敵が教えるオトコの本音

オンナの敵が教えるオトコの本音

朧(ロマンチックプランナー)

男の欠点を許容して“育てる”

実は15~16年くらいまえ、半ばヒモのような暮らしをしていました。ひとあし先に社会人になった同棲相手の女の子から毎日1000円程度のお小遣いをもらって、学校に行くふりをしながら部屋に籠ってゲームをしたり、小難しい本を読んではどこに寄せるでもない文章を書いたりしている毎日でした。

いい生活だと思いますか?

どうやら人間は、自分自身の無力感にそう長くは耐えられない仕様になっているようです。いまにして思えばたぶん幸せだったんですが、当時はひねもす井の頭公園のカモを眺めながらひたすら苦しかった記憶があります。

結局なんとか社畜として業界の底辺からキャリアをはじめ、やっと堅気に近づいてきたのがここ数年です。

紹介したケースはやや極端な事例ではあるんですが、精神的には女性よりも格段に幼い男が人間的にやっと完成してくるのはたぶんアラサーになってからで、そして、よくできた完成品ほどさっさと売れてしまうのはキャリア系アラサー女性のみなさまにとっても身に覚えのある痛感ではないでしょうか。

こうした市場環境でもっとも賢いアラサーの戦略は、完成品としてできあがった「いい男」を探すことを諦め、「こいつなら修理すればいい男になるかも」という男を不良品のなかから探す古民家リノベーション戦略です。

以下にオススメを挙げておきます。

といっても3パターンしかありません。今日はここをメモしてください。

ターゲットその1【とにかくダサい、女慣れしていない】

学歴や社会的なステータスは人並み程度にはありながら、自信のなさからコミュ障気味で、服装はカジュアルブランド、靴はダサ靴、下手するとマジックテープでビリビリ開く財布まで持っていそうな化石じみたタイプです。

いわゆるオタクであることが多く、三次元よりも二次元に興味があるケースも多いんですが、まれに元々の素材はまあまあ捨てたものではないオタクもいます。

彼らこそ世間知で勝るアラサー女性が狙うべきターゲットです。どうせなら年下も射程に入れましょう。

彼らのいちばんの問題は本人の自信のなさからくるコミュ障ぶりなんですが、これは恋愛などで少々“成功”体験を積めばわりと容易に改善されることが知られています。というか、童貞なら一発やらせればすぐに落ちるので楽です。

たぶん最初は彼ら独特の論理や常識に戸惑うことが多い気もするんですが、自尊心を傷つけないようにしながら、根気よく世の中の道理や常識をアップデートしてあげてください。必ず言葉が通じるようになります。

ターゲットその2【社会性皆無のロマンチック系クズ】

無職のヒモなどがこれにあたります。

いい歳してミュージシャンを目指していたり、小説家や漫画家を目指していたり、己の珠なるべきを半ば信ずるがゆえに、碌々として就職ができないでいる『山月記』の李徴みたいなタイプです。

最近では口だけ意識高めの起業系の亜種も見られるようになりました。いつの時代にもいる定番のクズジャンルです。

この手のタイプの課題は、第一に身のほどを知ってもらい虎になるまえに就職してもらうことです。

ひとまずは彼らの才能に理解を示すふりをしながら、大人の女性として社会参加へ上手く誘導しましょう。映画『南瓜とマヨネーズ』のような甘やかしはダメです。ブラックな制作会社など、できるだけ過酷な労働環境に放り込んでください。

というのも、社会性のない彼らがここまで図々しく生き延びてきたのは中途半端にモテたりしたからで、遊び散らかしているヒマがない環境に追い込むことは下半身の更生にもつながるからです。ゼ○シイで殴るまえにタ○ンワークで泡を吹くまで殴りましょう。

どうせ働きだせば病んだなんだと言いはじめますが、そのときは少しだけ甘やかしてあげてください。たぶんすぐに懐きます。

以上の2パターンです。

ターゲットその3はどうした 、というツッコミはさておき、彼ら不良品をなんとか更生させて「いい男」にしたあとでも、付き合っていく上で大切な心がけがひとつだけあります。

それは――

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