職場の女子会ランチが苦痛。参加したくないときの解決策 #お仕事ハック
仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。
今回は「職場の女子会ランチが苦痛」という女性のお悩みに、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。
職場の女子会ランチが苦痛
同じ部署に同期女子が5人ほどいるのですが、週1で開催される同期女子同士のランチ会が苦痛です。話題は上司の愚痴、彼氏の話がほとんど。私は上司に不満もないし、彼氏もいないので、その話題がおもしろいと思えません。そのためランチ会に出たくないのですが、付き合いが悪いと思われるのも嫌です。どうしたら穏便に離脱できるでしょうか。
女性は「ネガティブな感情」で団結しがち
共感できない話題ばかりで苦痛。でも、参加しないのも不安。わかります。握ったこぶしがうっ血しそうになるくらい、わかります。
彼氏の話だけなら、後学のために聞いておくという考え方もできますが、同意できない愚痴に毎週付き合うのはしんどいですよね……。
女性は、ネガティブな感情を共有できる者同士が団結しがち。それに同意しない女性を敵と見なしがち。そこには、「共感」を重視する女性の性質がかかわっていると思います。
好きなこと以上に愚痴や悪口で結びつく理由として、こんな説があります。
大昔、男性が狩りに出る間、女性は集落を作り暮らしていたので、まわりとの調和が大切だった。生活に不満を感じても自分ではどうにもできないため、言葉で言い合うしかなかった。だから、女性は同調を重視し、その中身は不平不満や悪口が多くなるのだ、と。
太古のDNAが現代にまで影響するの!? とビックリですが、人類の長い歴史から見ると、女性が男性と同じように外で働けるようになったのはつい最近のこと。そう考えると、納得できる部分はありますよね。
我慢せず、自分らしく行動しよう!
許せないものが同じかどうかを見ることは、結婚相手を選ぶ上で大事だと言われたりもします。根っこの感覚が合うかどうかを見極めるために。
ただ、職場は仕事をする場であって、感覚共有を確認し合う場ではないんですよね(笑)。同期の彼女たちは、常に「仲間だよね」と確認し合わないと不安なのかも。あるいは単にスッキリしたいだけかもしれませんが、いずれにせよあなたには苦行ですよね。
たまに愚痴が出るのは人間だからお互いさまではありますが、本来リフレッシュすべきランチタイムに毎回共感できない愚痴大会。週1回=月4回=年48回も我慢タイム。身体壊しますよ、マジで!(汗)
もう我慢せず、「いま金欠で、節約のためにお弁当なんだ」とか「今日は昼休みに銀行に行かないといけなくて」など、角が立たない理由を言って断ってみては?
それを続ければ、不参加が暗黙の了解になっていくと思います。
ただ、あなたも、ランチ会が苦痛なだけで、個々のメンバーが嫌いなわけではないはず。社内で会ったときなどは、自分から「おつかれさま!」と挨拶しましょう。あなたが彼女たちを嫌っているわけではないという意思表示になるので。
その上で距離を取られた場合は、もう仕方ない。気になるとは思いますが、気にしない!
もう原始時代ではないのです。あなたにはあなたらしく行動する自由があります。それを認め合える同性の仲間は、別のところに必ずいますよ!
POINT.
・愚痴や悪口で盛り上がる女性たちは、同じ敵がいる仲間だと確認し合っている
・苦痛なら無理に合わせる必要ナシ
・角が立たない理由を言って断ろう(挨拶などは今まで通りに)
・お互いの個を認め合える仲間は必ず見つかる
(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)
※この記事は2019年10月15日に公開されたものです