勝気とは? 勝気な人の心理・負けん気が強い人と上手に接する方法
勝気な人の特徴・心理
勝気な人の代表的な特徴を、その心理と合わせてご紹介します。
(1)社会的地位を求める
社会的地位を高めたいと考えるのも勝気な人の特徴です。
成功とは名誉などの社会的地位を確立することであり、社会的地位を持った自分になることが自己実現の条件になっているのです。
就職活動や転職活動をするときも、その会社や職種がどれくらい社会的に評価されているかを重視し、自分が世間からどう見られるかを気にする傾向があります。
そのためまわりに振り回されてしまうリスクがあり、評価を気にしすぎて心身に負担がかかることも珍しくありません。
(2)人に負けると腹が立つ
勝気な人は負けず嫌いなので、他人に負けるとくやしく怒りの感情を抱くことがあります。
小さいころは「人より優位に立ちたい」という思いが強いものですが、発達するにつれてだんだんと「他人からほめられたい」という欲望に変わり、やがて「自分の能力をさらに高めたい」という成長意欲へと変化していきます。
そのため、腹が立つといっても相手に対して怒るのではなく、自分に対して怒ったり、状況に対して怒ったりと怒りの対象はさまざまですが、イライラしてしまうのに変わりはありません。
場合によっては「短気な人だ」という印象を与えてしまうでしょう。
(3)実力社会を好む
勝気な人は、弱肉強食の実力社会を肯定的に捉えています。
仕事においても強い人は出世し、弱い人は出世できなくて当たり前だと考え、人より優れていたい、強くありたいという一心で行動します。
向上心が非常に高いことの表れでしょう。
反対に、どれだけ行動しても社会的地位に結びつきづらい年功序列の縦割り社会だとやきもきしてしまい、ストレスを抱えてしまいます。
旧態依然とした日本社会には適応しにくく、個人の実力が重視される海外志向を持っている人が多いです。
(4)努力至上主義
実力社会を好む勝気な人は、努力至上主義でもあります。
実力でのし上がるには努力が必要だと考えていて、社会的地位を手に入れるためには努力を惜しみません。
出世できない人など評価されない人について、それ相応の努力をしていないからだと考え、「まず行動すべき」という姿勢を持っています。
そのため出世しやすく能力が高い人が多いのですが、ストレスをため込みやすく心や体に負担をかけてしまう可能性も高いです。
常に時間に追われながら行動し、十分な休息が取れないまま過ごしていると健康にさしさわるので注意が必要でしょう。
(5)姿勢がよく声が大きい
勝気な人は自信家でもあります。
これまで人より努力して上位に食い込んできた自負があり、それが自信となって態度に表れるため、ピンと背筋を伸ばし大きな声ではきはき話します。
堂々とした態度は貫禄があり、リーダーシップを発揮する人も多いでしょう。
ただ、こうした自信にあふれた態度は高圧的に見られることもあり、悪目立ちして年上の人から疎ましがられることもあります。