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付き合うとやっかい? 「自己顕示欲」が高い男性の特徴

おおしまりえ

ちょっといいなと思った男性が、「俺ってすごいだろ?」アピールをしてくる……。もしかしてこの彼って「自己顕示欲」が高いのかな? と思ったことがある女性はいませんか。「自己顕示欲」が高い男性はどんな特徴があるのでしょうか。また、恋愛の傾向はどうでしょうか。 恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんが解説します。

「俺ってすごいだろ?」そんな問いかけを男性からされたことはありませんか?

「自己顕示欲」と呼ばれる“自分を大きくすごく見せたい願望”。この気持ちは、女性よりも男性のほうが強い傾向にあると言われています。

また恋愛でこの自己顕示欲が強い男性と関係を持つと、ちょっとやっかいなことも。今回は魅力と問題を抱える自己顕示欲の強い男性との恋愛について、解説していきます。

「自己顕示欲」とは?

そもそも自己顕示欲という言葉の意味を、みなさんどう捉えているでしょうか?

心理学用語と思っている方もいるようですが、実は異なります。また承認欲求とは何がどうちがうのかも、解説していきます。

自己顕示欲とは?

自己顕示欲

自己承認欲求とは、一言で言えば「すごいと思われたい気持ち」とたとえられると思います。

心理学用語では「自己愛性パーソナリティ障害」と同一視されることも多いこのタイプ。
とにかく自分が大好きで、認められたい! すごいの理由は自分の能力でもいいですし、自分が作ったものや持っているものでもいい。 “アイツすごい”と思われたくて仕方がない人を指します。

似た感情として「承認欲求」がありますが、承認欲求が自己顕示欲と異なる点は、最終的には自分自身を受け入れてほしいという欲求の違いかもしれません。

キレイとか能力が高いという点で他者から受け入れたとしても、「だからアナタ自身を愛しているよ」という、パーソナリティそのものの承認がないと、願望が満たされない。どんなに褒められても、不安や孤独感が埋まることがない状態を指します。

なぜ「自己顕示欲」は高くなる?

自己承認欲求が高まる理由は主に2つありますので、それぞれ解説していきます。

幼少期の自己愛が満たされないまま今にいたる

自己顕示欲

人間は生まれてからはじめに、親の無償の愛を一心に受けます。泣いたりわめいたりすれば親が対応してくれる。そして自分自身に万能感を抱きます。

その後親とくっついたり離れたりして社会と関わりを持っていく段階で、一度出来上がった万能感を適切に変化させ、バランスのとれた自分を作り上げていきます。これが一般的な成長の過程といわれています。

しかし幼少期にこの万能感がうまく満たされないで成長すると、大人になっても自己愛が異常に強い万能感を抱き続け、自己顕示欲を強く持つ人になるといわれています。

自己否定を避けるためのよろい

自己顕示欲

自己承認欲求を強く求めるタイプがもっとも嫌うのが「否定」です。「それ間違ってるよ」「おかしくない?」「直したほうがいいよ」といった他者からの指摘は、本人のためを思っていても、とたんにこのタイプの調子を狂わせます。

彼らはこういった人からの指摘や苦言から逃げるために、自己承認欲求を高くして、よろいのように着込んで自分を守っているといわれています。

一見ただの自慢したがりかと思いきや、実は心理的に誤った認知が根本にある自己顕示欲。こうしてしっかりと意味や強まる理由を知ると、少し接し方も広がりを見せるかもしれません。

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