逆プロポーズに失敗したら、別れるしかない?【体験談あり】
プロポーズは多くの女性のあこがれ。誰しも理想のシチュエーションやセリフを想像したことがあるかもしれません。
しかし最近巷では“逆プロポーズ”なるものが密かに増えつつあります。逆プロポーズとは、女性側がプロポーズを申し込むこと。
え? あこがれのプロポーズを自分からしなきゃいけないの?
そう思う人も多いでしょう。でも自分発信でプロポーズするって、実はメリットも多いんですよ。
プロポーズは女性からでもいい?
「プロポーズは男性の一世一代の大仕事」なんてよくいいますが、実は女性側から告白するメリットもたくさんあります。そのひとつが、自分のタイミングで結婚時期を決められるということ。
世の中には「彼がなかなか結婚を決めてくれない」と、不安な気持ちの女性が多いと思います。結婚する可能性はお互い十分意識はしつつも、最後の一手が打たれない。そんな状況ってありますよね。こんなとき、逆プロポーズは実はとても有効です。
「プロポーズする(結婚する)決定的な理由はないけれど、断る理由はまったくない」という関係性のとき、女性からプロポーズすることで状況にいい変化が生まれることはあるのです。
また人間心理として、人間は自分で決めた責任をまっとうしようとする性質があります。つまり逆プロポーズをすることで、「この結婚は私が選んで決めたから、うまくやらなくては」という決意を通常よりも強く持てる可能性があるのです。
このように、逆プロポーズは破天荒に感じるかもしれませんが、よい側面も多くあります。迷っている女性は一度検討してみるのもありかもしれませんよ。
逆プロポーズが失敗する確率って?
とはいえ、逆プロポーズをして断られたら、めちゃくちゃ悲しいし恥ずかしいですよね。一般的に逆プロポーズが失敗する確率は低いとされていますが、それはあくまでも女性側がプロポーズする状況として「彼とは付き合っていてお互い結婚は考えているはずだけど、最後の一手がない」という場合にプロポーズすることが多いからです。
つまりダメでもともとの告白は女性側からはほとんどしません。しないからこそ、逆プロポーズの成功率が高いのです。
もし今逆プロポーズを考えている人は、彼と自分の関係性を少し冷静に観察してみる必要がありそうです。
逆プロポーズが失敗する理由って?
彼との関係性を見誤った場合には振られることもある逆プロポーズ。それではどういった場合見誤ることがあるのか、3つほど理由を踏まえてご紹介します。
彼との温度差を見誤った
最初の理由は先程も少しお話した、彼と自分の結婚に対する温度差を見誤った場合です。多くの女性は、男性に対して事前に結婚を匂わせる行為をしています。
そのときの彼のリアクションや、ご両親とすでに会っているかなど物理的な状況を踏まえて、「いけそう」と思ってからプロポーズをします。
しかしよく見誤る例としてあるのが、彼がずっと結婚をはぐらかしているから、決定打の一撃をと思い、思い切ってプロポーズしてしまう場合です。
しかしプロポーズは、愛の告白とは全然別物ですから、勢いで受け取ってもらうことはできません。つまり勢いだけでの逆プロポーズは、十中八九失敗するのです。
駆け引き的にプロポーズを迫った
ちなみに駆け引きでプロポーズを迫る場合も、大体が失敗するのでご注意を。たとえばケンカや何か話し合いが険悪になったときに「私と仕事どっちが大事なの? 私が大事なら結婚してよ!」といったような言い方のプロポーズです。
男性側としては人質のようにプロポーズを出されると引いてしまうことがあるので、避けましょう。
男性側にプロポーズに対する強いこだわりがある
最後は失敗とは言い切れないのですが、「そのうち言おうと思っていたのに、女性から言われた」と男性が感じる逆プロポーズです。
多くの男性の中には、「プロポーズは男からするもの」という思考があります。そのため、いつか自分のタイミングで……と考えているときに、女性からプロポーズされてしまうと、「俺が言おうと思ったのに……」とある意味出鼻をくじかれた感じになり、一旦断り正式なものを自分からしよう、といった判断をする方もいます。
これはある意味失敗ではないのですが、女性からすると男性心理を理解できないと、ムダに凹む場合もあるので、頭に入れておきましょう。
逆プロポーズに失敗した体験談3つ
ではここで、実際の逆プロポーズの失敗例をご紹介します。先程の失敗理由とあわせると、納得感を持って理解することができるかもしれません。
ケンカのあとの泣き落とし逆プロポーズ
当時32歳だったA子さんは、11歳年上の彼との関係に悩み、ひんぱんにケンカをしていたといいます。そしてついにあるときの大ゲンカのあと、彼女は泣きながら「どうして私のこと、わかってくれないの? 私は◯◯が好きで結婚したいのに……」と、泣き落としからの逆プロポーズをポロリと言ってしまったのだとか。
しかし彼からすると、ケンカの熱を持ったままの状態ですから、彼女の捨て身を受け止める余裕はありません。「なんだよそれ、今言われても困るんだけど」と逆に反発してしまい、逆プロポーズは失敗。その後しばらくして別れてしまったそうです。
転勤時に逆プロポーズ
28歳だったB子さんの仕事は、大手企業の営業職。バリバリの仕事人間として過ごしていましたが、ある日地方転勤が決まり、彼との交際をどうするか考え直すことに。そこで一大決心をして「転勤が決まったんだけど、あなたと結婚したい」と逆プロポーズ。正直彼女は、転勤先についてきてほしいと思っていたわけではありません。転勤といっても2年ほどだったため、その間にいろいろ準備して戻ってきたタイミングで結婚したいくらいに考えていました。
しかし彼としては、彼女のペースでことが進むのが納得いかなかったのか「そんな焦らなくても、転勤が終わって落ち着いたら考えればいいんじゃない?」と、スルーしてしまったのです。彼との温度差を見誤ってしまった彼女。不安を抱えたまま転勤、遠距離恋愛をスタートさせましたが、結局転勤中に、心とタイミングが合わなくなり、2人は別れてしまったそうです。
外堀を埋めつつ迫る恐怖の逆プロポーズ
最後は絶対にやってはいけない逆プロポーズです。
結婚に焦っていた30歳のC子さん。彼との関係は悪くないし、彼のご両親にも会ったことがあり、結婚はいつかいつかと待ちわびていました。でも一向にプロポーズをしない彼。それを見かねて、ある日C子さんは彼とC子さん、そしてC子さんのご両親との食事会を企画し、そこでC子さんの親から「2人は将来を考えているの?」と質問させたんだそうです。
彼はびっくりして「2人でゆっくり考えます」とタジタジしながら返答。C子さんはその回答が気に入らなかったようで、後日「あのときのゆっくりってさ……」と詰め寄ったんだそうです。すると彼はC子さんの策に気づき、2人はケンカに。
結局彼としては、親というカードを切ってまで迫るC子さんに冷めてしまい、その後2人はうまくいかなくなってしまったそうです。
逆プロポーズに失敗したら別れるしかない?
逆プロポーズに失敗したら別れるしかないのか。その答えとしては、断られた状況次第という部分は大きいです。
今回失敗した例を3つご紹介しましたが、彼らは、失敗した直後に別れたのではなく、失敗をきっかけにシコリを生み出してしまい、それを解消することができなかったため、別れることになってしまいました。
つまり1回断られたとしても、それをキッカケにきちんと話し合ったり、気持ちを入れ替えたりして彼との向き合い方を変えることができれば、結果はまた変わってくるということです。
プロポーズというと一世一代のカケに感じますが、女性から男性への逆プロポーズは、男性からのそれよりも若干軽く、また柔軟な表現や受け止め方ができます。
大事なのは、断られたときの彼の言い分やリアクションです。きちんと彼を見て、彼の気持ちを受け止めて、どうするべきか、しっかり考えていきましょう。
逆プロポーズは自分で人生をプランニングするひとつの手段
逆プロポーズは突拍子もないと思われがちですが、意外とメリットもありますし、ポイントを間違えなければ失敗する可能性も低いものです。人生は自分のペースでプランニングして歩いていくことが大切ですから、女性側からのこういった愛と勇気の決断も、考えてみてはいかがでしょう。
(おおしまりえ)
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※この記事は2019年04月08日に公開されたものです