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男性脳と女性脳の違いとは。恋愛に活かす方法【診断あり】

加藤俊徳(脳内科医、医学博士)

男性脳・女性脳タイプ別の恋愛ポイントとは

それでは自分の脳タイプをもとに、恋愛に活かせるポイントを見ていきましょう。また自分だけでなく、好きな相手がどちらの脳タイプに当てはまるかを見極めておくのも大切です。

女性脳タイプの人の恋愛のポイント

自分の立場を理解し、行動による視覚でインパクトを

女性脳タイプは、不安に駆られて相手へ一方的に妄想を押しつけてしまうのはNG。男性に好かれやすい女性は共通して、自分の立場を理解しています。

たとえば前回は迷惑をかけたなと思ったら、今回はさりげなくお弁当を作って穴埋めをする。視覚的に印象に残るので、理由は言わなくてもいいのです。とくに男性脳の男性にとって、自分のためにしてくれた行動が脳にインパクトを与えます。

早く結婚したいなら朝型オンナになるべし!

朝起きられない、すぐに行動できないなど、女性脳タイプはスイッチの切り替えが苦手な人が多いのではないでしょうか。積極的になる方法は、朝は今より30分前に起きることです。

起きたら布団を整えてすぐ行動し、散歩をするなど午前9時前には頭がスッキリするよう整える。夜型の女性は、脳のリズム障害を起こしてメンタルが不調になってしまう確率が高く、男性に面倒くさい接し方をしてしまうことも。これから真剣な恋愛をして早く結婚したい、という女性ほど朝型になるべきです!

相手に流されず、計画性を大切に

男性を立てやすいぶん、受け入れやすい女性脳。従順でなんでも許してあげると男性が甘えすぎてしまう恐れがあります。

大切なのは、自分自身をもっと知ること。「自分はこういう人間」と書き出して理解してみたり、計画性を持つよう意識してみたりしましょう。行き当たりばったりでは、テキパキした男性脳タイプの女性に気になる男性をとられてしまいますよ!

また、ケンカしたときも謝りすぎるのではなく、「私も悪かったけど、あなたもこうだよね」と筋を通して話せることが大切です。

男性脳タイプの人の恋愛のポイント

気立てのよさで、ときには聞き役に

男性脳タイプの女性は、忘れ物が多かったり、話を聞いていなかったりすることも多いですね。おっちょこちょいだけど、でも楽しい女性が多いです。たとえば合コンでも盛り上げ役で、気づいたら自分だけ彼氏がいない、ということもあるかもしれません。

男性脳タイプは持ち前の気立てのよさを利用して、男性の聞き役に回るとよいでしょう。わりと無口な男性との相性もよいはずです。

「隙」をつくってかわいらしい一面を

男性脳タイプの女性は思ったことを自己主張しやすいので、男性からは「本当に自分のことが好きなんだろうか?」と誤解されやすいです。

そんな女性は、隙をつくること。たとえば苦手な趣味を持つのもいいですね。男性脳タイプの女性は不得意なことを認めるのが苦手な人が多いのですが、苦手な趣味をする中で、「隙」が見えてくるもの。普段との自己主張とのギャップに、男性はかわいげを感じます。

ほかにも、クールな性格なのに意外とかわいらしいキャラクターグッズを持っているとか、いかにかわいいところを見せるかがポイントです。

ケンカ後のケアでインパクトを

たとえば彼氏とケンカをしたとき、「なんで私がまちがっているの?」と強気で食いかかって後悔することもあるのでは? しかも、自分から謝らないパターンも多いはず。そんなときこそ、アフターケアで差をつけましょう

いつもとは真逆で「あなたはどう思うの?」など、従順になってみれば、彼の脳にもインパクト大。そういう揺さぶりに男性はドキッとして、記憶に強く残ります。

どちらの脳タイプにも効く! 恋の特効薬とは

相手と同じ記憶を共有すること

みなさんがこれから誰かと出会って愛を育むには、まず相手と「同一の記憶を持つ」ということが重要な条件です。たとえば結婚後、家族となって2人の脳で起こることは、同じ記憶が増えるということ。これは男女関係に一番影響を与えます。

そのためには行動をともにする。同じ時間の共有ですね。共通の情報が増えることで、相手のことを思い出したり「好きなのかな?」と思い込んだりするのです。

脳にインパクトを与えるのはさりげない「ギャップ」

好きな人と会える時間の少ない人は、インパクト勝負で記憶を高め合いましょう。何ごとも想定内だとマンネリ化しますが、思っていることと違えば違うほど、脳は刺激を受けます

たとえば見た目はボーイッシュでも中身は女性らしかったり、前回は男性的な態度をとったから今日は女性らしい一面を見せたり。マンネリカップルも、たまには主導権を入れ替えてデートしてみるのもいいですね。

脳は変化する。「母性脳」も味方に

女性は不思議なもので、子どもが宿った瞬間からホルモンによって、男性脳や女性脳を乗り越えるような母性脳になることもあります。そこからまた枝分かれして、脳が一生の中で変化していくのです。

女性のほうが認知症になるリスクは高いものの、9:1で圧倒的に女性のほうが長生きなのは、女性として生きるための柔軟なポテンシャルがあるのです。

自分と相手との違いを把握し、尊重する

いかがでしたか? まずは脳の個性や自分自身をよく知ることが大切ですね。そして、好きな相手の脳タイプも見極めたうえで、ゆっくり同じ記憶を重ねていくこと。いつもより30分早起きして、人生の変化に順応できるしなやかな脳のリズムを整えていきたいですね!

(監修:加藤俊徳、文:水野久美)

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※画像はイメージです

※この記事は2019年03月29日に公開されたものです

加藤俊徳(脳内科医、医学博士)

脳内科医、医学博士。株式会社「脳の学校」代表。加藤プラチナクリニック院長。昭和大学客員教授。発達脳科学・MRI脳画像診断の専門家。脳番地トレーニングの提唱者。脳機能計測fNIRS法や発達障害に関係する「海馬回旋遅滞症」を発見。加藤式MRI脳画像診断では性格、個性、長所、短所を鑑定。これまでに1万人以上の診断・治療を行う。『脳の強化書』(あさ出版)、『50歳を超えても脳が若返る生き方』(講談社)など著書多数。
加藤プラチナクリニック https://www.nobanchi.com
脳の学校 https://www.nonogakko.com

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