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事実婚とは。メリットデメリットと向いている女性

パンジー薫

刈谷龍太(弁護士)

事実婚に向いてるカップルとは

「事実婚しようと思っていたけどデメリットのほうが多かった……」という人もいるでしょう。

そこで最後に、事実婚とはどんな人に向いているのか紹介します。

2人とも経済力がある

「配偶者控除」や「扶養控除」の受けられない事実婚では、夫婦2人に経済力があり、税金面で損をしにくいカップルが理想です。

芸能人でいうと最近事実婚した、はあちゅうさん(ブロガー)&しみけんさん(AV男優)は2人とも稼いでいますよね。

子どもを作る予定がない

先述の通り、事実婚で子どもが生まれると、妻の戸籍に入ります。姓も自動的に妻と同じものとなります。父親とちがう名字になるのです。

父親から「認知」されれば、法律婚の子どもと同じように事実婚の子どもも相続や扶養の権利を得ますが、親権はどちらか一方にしか与えられません。法律婚では父母の共同親権です。

このように事実婚カップルが子どもを持つと、ややこしいことが増えますし、子どもが成長してどう思うか、という視点も加わります。

私個人としては、子どもがほしいなら事実婚はオススメしないです。

個人の生き方を尊重・重視したい

事実婚することによるデメリットに負けないくらい「入籍したくない確固たる理由」がある場合は、事実婚するといいでしょう。

自由な生き方を選んでいる分、伴う苦労は増えるかもしれませんが、自分の意思を曲げずにすみます。

事実婚は自由ですばらしい

たった5カ月ではありますが、事実婚していた経験を通していえるのは、「事実婚は確かに自由ですばらしかったな」ということです。

法律で守られていない不安がないと言えばウソになりますが、それ以上に「2人の意思のみで一緒にいるんだ」という覚悟が、毎日の結婚生活に心地よい緊張感を与えてくれていたように思います。

子どもができたタイミングで法律婚に切り替えた私たち。ライフプランの変更に伴い、いつでも法律婚できるのも事実婚のメリットです。

2人にとってベストな結婚のカタチを、ぜひ見つけてくださいね。

(文:パンジー薫、監修:刈谷龍太/グラディアトル法律事務所)

※画像はイメージです

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※この記事は2019年02月27日に公開されたものです

パンジー薫

1989年東京都足立区生まれ。25歳で大失恋を経験し、1年後に出会ったアメリカ人とジェットコースターのような恋愛期間を4年ほど経て事実婚へ。ブログ「パンジー薫の国際恋愛ブログ」では国際恋愛や国際結婚について情報を発信中。

ブログ:http://jacky.hatenablog.com/

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刈谷龍太(弁護士)

1983年千葉県生まれ。中央大学法科大学院修了。弁護士登録後、都内で研鑽を積み2014年に新宿で弁護士法人グラディアトル法律事務所( https://www.gladiator.jp/ )を創立。代表弁護士として日々の業務に勤しむほか、メディア出演やコラムの執筆などを行う。男女トラブル、労働事件、ネットトラブルなどの依頼のほか、企業法務においても顕著な活躍を残す。アクティブな性格で事務所を引っ張り、依頼者や事件に合わせた解決や提案力などに定評がある。

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