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声のトーンでわかる心理とは? 高い・低いなど音ごとの意味を解説

小日向るり子

私たちが人の印象を判断するときに、いったい何をもってそのように感じるのでしょうか。

大きく分けると快・不快ですが、それ以外に実際に話をしていなくても「優しそう」「怖そう」など、さまざま感情を相手に対して抱いていますよね。

実はその判断材料には声のトーンも関係しているのです。今回は声のトーンでわかる心理や人に与える印象のちがいを解説していきます。

声のトーンで心理がわかる?

獣の威嚇する声を思い浮かべてください。ほとんどの方がその低く唸る響きに恐怖を感じると思います。

一方で、アニメ番組でのヒロインの女の子の高い声に恐れを感じる人はいないですよね。むしろ、かわいい、守ってあげたい、という感情が湧くと思います。

人には音のトーンによる察知能力がある

これは、低い唸りをおびたトーンは「野獣=敵、脅威」を連想させ、高い声には「子ども=愛くるしい、守るべき存在」を連想するといったかたちで、人には音のトーンによる本能的察知能力が組み込まれているからです。

したがって、言い替えると声を出すほうも、心理状態によってトーンが変わることは本能的なものであるといえますし、意図的に声のトーンを変えることで、相手に与える印象を操作できるということになります。

次ページ:声で聞き分ける心理状態5パターン

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