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明日から仕事が充実! 仕事が楽しいと思う人の特徴と楽しむコツ

山本喜一(社会保険労務士)

中田ボンベ@dcp

現代人の抱えるストレスの中で多くの人が抱えているといえるのは、仕事に関することではないでしょうか。多くの人が仕事に対してネガティブな感情を抱いているともいえます。しかしその一方で、「仕事が楽しい!」と前向きな気持ちで取り組める人もいますよね。では、そうした仕事が楽しいと思う人にはどんな特徴があるのでしょうか? また仕事を楽しむコツはあるのでしょうか? 社会保険労務士の山本喜一さんに聞きました。

仕事を楽しめる人と楽しめない人

仕事を楽しめる人と楽しめない人は何がちがうのでしょうか? そのちがいや仕事が楽しいと感じる人の特徴を解説します。

仕事が楽しいと感じる人の特徴

仕事を楽しんでいる人によく見られる特徴は、「自分の価値観をしっかりと持っている」「自分の目標をしっかりと持っている」「目標とすることはあっても他人と自分を比較しない」「いつも笑顔である」などです。

仕事は人とのかかわりの中で行うものなので、他人からの評価はとても大切です。しかし、人からの評価のみで行動していると、自分がなくなってしまいます。その結果、上司、同僚、部下、取引先など相手ごとに振り回されがちです。自分の価値観をしっかりと持っていれば、他人とのかかわりを大切にしつつも、自分の意志で行動できます。

また、どんなジャンルであっても自分より上手(うわて)な人は必ずいます。他人と比較すると、そこで劣等感を抱いてしまい、つらくなってしまいます。自分を誰かと比較をするのではなく、過去の自分と比較をして、昨日よりも少しでもよい仕事ができるよう心がけるべき。そのように考えている人には「輝いている人」が多いですね。

またいつも笑顔でいることも大事です。ほかの人から話しかけられやすいですし、笑顔の人のまわりには笑顔の人が集まります。これも「楽しさ」につながります。

仕事が楽しいと思う瞬間とは

仕事が楽しいなと思う瞬間としてよく耳にするのは、「誰かに認められたとき」「達成感を得られたとき」「自分の成長が感じられたとき」「新しいことを覚えたとき」などです。

たとえば、合わないと思っていた上司や顧客から「よくやった」と褒められたときに、仕事が楽しいと感じるという話を聞きます。また、自分で目標を決めておき、うまくクリアできたときもうれしいと感じるものです。その際、自分に小さな(ときには大きな)ご褒美をあげる人も多いですね。

仕事が楽しめる人と楽しめない人のちがい

仕事を楽しんでいる人とそうでない人のちがいとして、もっとも強く感じるのが「その仕事を自分のこととして捉えているかどうか」です。最終的に責任を取る立場であってもなくても、「自分の仕事だ」と考えて取り組む人は、仕事への積極性が高いといえます。

また、「その仕事の意味」への理解がないと、自分のこととして捉えるのは難しいです。イソップ童話の「3人のレンガ職人」の話がよく例に挙げられます。「ここで何をしているのか?」という問いに対し、レンガ職人はそれぞれ「ただレンガを積んでいる」「家族を養うために壁を作っている」「多くの人が祈る大聖堂を作っている」と答えます。仕事に対する考え方のちがいが見事に出ていますね。仕事へのモチベーションがより高いのは、最後に答えた職人といえます。

これは童話だけでなく、実際の社会でも多く見られることです。モチベーションの高い人は、仕事の目的をしっかりと理解していて、自分がそれにどう貢献できるのかを考えます。これが仕事に対する積極性につながるのです。

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