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実家暮らしで貯金できないのはなぜ!? しっかりお金を貯める方法

川部紀子(ファイナンシャルプランナー/社会保険労務士)

唐沢未夢(ライター)

実家暮らしだからこそ実践したい賢い貯金のしかた

貯金ができるかできないかは、収入の額で決まるものではなく、先に述べたように「親に甘えて、自分に甘えず、知識を重視」できるかどうかがカギになります。自分次第で貯金できるようになりますので、以下の貯金術をぜひ参考にしてみてください。

貯金ゼロでも大丈夫! 今日からはじめる実家暮らしの人の貯金術

貯蓄を増やす方法は次の3つしかありません。①収入を増やす、②支出を減らす、③不用品で増やす、このどれもできなければ貯蓄などできるはずがないのです。以下に、実家暮らしでも簡単に貯められる方法を挙げますので、ぜひ参考にしてください。

給料天引きできる会社の制度をフル活用

余ったら貯めるのではなく、財形貯蓄、積立貯蓄、確定拠出年金など給与から天引きの積み立て制度に回すようにしましょう。

節税

ふるさと納税やiDeCo・企業型DCの活用といった確定拠出年金で節税した結果のお金を貯えに回しましょう。返礼品を家族で共有し実家の家計にも貢献するとよいですね。

不用品の販売

ひとり暮らしよりも実家暮らしの人の方が、家の中に不要品が多い傾向が。自分のものだけでなく家族のものも含めて、今は不用品をスマホアプリで簡単に売ることができます。不用品を売るのは少し面倒ですが、それを楽しみに変えられるかが大きな差になりますよ。

食糧のちょっと持ち出し

ひとり暮らしよりも実家暮らしの人の方が、ご飯やパン、卵、お菓子やフルーツが安定的に備わっていることがあります。しっかりお弁当とまではいかなくとも、小腹が減った時の対策としておにぎりやゆで卵など、ポンとバッグに入れられるものを持参することで、支出を減らせるチャンスが増えます。

実家の買い物には積極的に参加してポイントゲット

ひとり暮らしよりも家族の人数が多いので、スーパー、ホームセンター、ドラッグストア、コンビニで買い物をする際の金額も大きいはず。つまり、その分ポイントも多くもらえます。親がポイントに無頓着な場合も多いので、カードやスマホに入れられる共通ポイントバーコードなどを出して、ポイントを貯めるのはいかがでしょうか。クールな行動ではありませんが、家族なら笑って済ませられることでしょう。また、一般家庭でもポイントは年間数千円から1万円は軽く生み出しますので、消費税増税を控えた今は特にバカにできるものではありません。

つみたてNISAで少し増やすことに目を向ける

いきなりリスクの高い株式投資、FX、仮想通貨などではなく、最長20年の期間を見据えてつみたてNISAで資産運用に挑戦しましょう。つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。最大でも投資額は年間40万円までなので、最初は月に5,000円などでOKです。

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