仕事ができる。要領がいい人の特徴5つ
要領がいい人、悪い人の差って?
では、要領がいい人と悪い人のあいだには、どのようなちがいがあるのでしょうか? その差から仕事の効率をUPするスキルを紐解いていきましょう。
要領がいい人の特徴5つ
(1)の「物事をうまく処理する方法を心得ている。手際がいい」に絞って、要領がいい人の5つの特徴を説明していきます。
いきなり仕事に取りかからない
たとえば上司から「営業課のプレゼン資料が溜まってきたから、整理しておいて」と、仕事を振られたとします。そうすると「はい、わかりました」と優先順位をつけることなく、その振られた仕事に取りかかってしまうこと、ありませんか?
当然のことですが、仕事を進めるにあたっては時間もマンパワーも限られています。普段からたくさんの仕事を抱えている訳ですから、ちゃんと優先順位づけをして、順位の高いものから取り組んでいかなければなりません。この場合、上司にきちんと納期を確認することが重要。たとえば「特に急ぎではないから、来月末くらいで大丈夫だよ」と回答があったのなら、いますぐではなく手が空いた時にやればいいということになります。
なんでもかんでも引き受けない
上記と少し似ていますが、頼まれごとをつい軽い調子で引き受けてしまう人も要注意。仕事を任されるのは、あなたを信用・信頼してのこと。決して悪いことではありませんが、なんでもかんでも引き受けていたら、パンクしてしまいます。
頼まれごとをされた際には、安易に受けるのではなく、受けられる状況なのかどうかを判断し、引き受けざるを得ないのならば、条件をつけ加えておきましょう。たとえば、資料作りを頼まれたとします。そこで「私はいま、今週末開催のセミナー準備で手が離せない」と現状を説明し、「来週以降ならば」と条件をつけて回答するのです。余計な頼まれごとを引き受けて、自身の任務が疎かになってしまうのは本末転倒だと考えてください。
集中する(環境を整える)
まわりと談笑しながら、パソコン作業を進めても効率は良くないですよね。またスマホが気になったり、ネットニュースに目をやったりと、作業に集中できていない人が目立ちます。
最近、作業に集中できるよう個室や個別ブースを用意している会社もあるようですが、こういった集中できる環境に身を置いて作業に専念するのも有効です。
途中で作業が中断される代表的な事例といえば、電話対応。この対処方法として、職場内で事前に電話番を決めておく、というやり方もおすすめです。自身が電話番でない時は、目の前の作業に集中できますからね。
効率が上がるものを徹底活用する
ガジェット、ツール、アプリなど、仕事の効率を上げるために使えるものは使い尽くします。例えば、古くから活用されているエクセルの関数やマクロの機能はその代表的なものですし、今だとわざわざ自分のパソコンを立ち上げなくても、スマホでメールのやり取りができるといった、アプリも非常に充実していますよね。新しいものは慣れるまでが少々面倒ですが、後々のことを考えて、積極的に導入し使いこなすようにしてください。
複数の仕事を同時進行させる
担当している仕事が終わるまで、なかなか次に取りかからないという人もまれに見かけます。ただ、これではほかの仕事が全然進みません。マルチタスク、つまり複数の仕事を同時進行させるようにしないと、終わるものも終わりません。
このマルチタスクを進めるには、既述のように期限を念頭に置いて優先順位づけをすることが必須です。たとえば、ある任務が終わって上司の確認待ちだったら、それまでの間、次に優先順位の高い仕事に取りかかっていきましょう。一秒たりとも時間を無駄にしない意識が求められます。
要領が悪い人の特徴って?
一方で、要領が悪いとされる行動もなかにはあります。端的にいうと、上記に挙げた5つの特徴の逆を行く人は、要領が悪い人に当てはまります。
・後先考えず、とりあえず目の前にある仕事から取りかかる人
・頼まれごとを断れず、安易に引き受けてしまう人
・仕事に集中できない人
・便利なツールがあるのに使おうとせず、使いこなせず、効率の悪いやり方を続けている人
・目の前の仕事を終わらせないと次の仕事をはじめられない人
これらの特徴に思い当たる部分があったら、ぜひ仕事のやり方を見直してみてください。