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元彼と今彼、どっちを選ぶべき? 元彼と比べてしまう心理と対処法

小日向るり子

千葉こころ

今彼と元彼、どっちを選ぶべき?

元彼への未練を感じたなら、今彼と元彼のどちらが自分にとって大切かを判断する必要があります。そして、今彼を選ぶ決断をしたなら、元彼への未練を断ち切らなければなりません。心理カウンセラーの小日向るり子さんにアドバイスを聞きました。

今彼と元彼で迷ったときの判断基準

彼ではなく、自分自身の人生を考えてみる

元彼と今彼で迷っている人に多くみられるのが、「自分自身はどう生きていきたいのか」ということを考えたことがなかったり、わからなくなっているというケースです。仕事が大好きだから今の仕事を続けていきたい、子育てを経験してみたい、独立したいなど「自分の幸せのためにこれだけは譲りたくない」というものをまずしっかりと認識することが大切です。そこが固まったとき、隣に浮かぶ顔はどちらですか?

それぞれの「嫌だったところ」だけを書き出して比べてみる

思い出は美化されます。したがって、それぞれのよいところを書き出すと、過去というバイアスがかかっている分、元彼がよく見えてしまいます。ですので好きなところは書かず、嫌なところだけを書き出して見比べてください。何気なく書き出した相手の嫌なところが、一生一緒にいる可能性を考えたときに譲れないほど我慢ができないものであるということは意外とあります。

優しいほうを選ぶ

どうしても決められない、と思考が固まってしまったときは、ズバリ「優しいほう」を選びましょう。優しい人とは言いかえると「思いやりがある人」ということ。相手を思いやる気持ちは幸せな恋愛や結婚生活にとっては最も大切なことです。また、他者への共感力がある人は社会性も高い人が多いです。

元彼への未練を断ち切るには?

思い出は美化されるという心理メカニズムを理解する

おじいちゃん・おばあちゃんの「昔はよかった」という言葉を聞いたことがある人は多いかと思います。しかし、本当に昔がよかったわけではないのです。これは人間の一般心理です。過去を悔いると自分の生きてきた人生を否定することになってしまうので、本能がそれを無意識に拒否するのです。未練がわいてきたら「誰にとっても過去は美化される」という真理を思い出しましょう。

今を大切に生きる

未練を残しやすいタイプの人は、未来に対しても不安や心配ばかりしていることが多いです。つまり、このタイプは過去や未来に心をとらわれてしまうあまり、今を楽しむことをおろそかにしてしまっているのです。「今、この瞬間」を精一杯生きることができないと、過去は後悔になり、未来は不安になります。今を楽しむことに集中してみてください。

元彼との思い出の物や写真を処分する

前述の夢についての項目でも説明しましたが、人間の脳は記憶と密接に結びついています。写真や思い出の品を見てしまうと必ず記憶は蘇り、脳が反応します。さらにその影響で夢に出てきた場合は、なおさら執着する原因になります。断ち切りたいなら視覚と聴覚から彼の情報を限りなくシャットアウトすることが大切です。

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