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恋愛の泣ける話4選~片思い、遠距離、別れ~

大庭スミ(メンタル恋愛カウンセラー)

エピソード2:愛し方を学んだ大学時代の切ない恋

大学時代に恵梨香さん(28歳・仮名)が経験した、思い出深い恋愛体験をご紹介します。大学で哲学を専攻していた恵梨香さんは当時一学年上の先輩に好意を抱いていました。

「哲学専攻ということもあり、思慮深い先輩に魅力を感じていました。一緒に話をしていると自分の考えも深まるような気がしてとても充実していました」

そんな彼が『愛するということ/著:エーリッヒ・フロム』という一冊の本をすすめて貸してくれました。勉強になりおもしろいという理由から恵梨香さんに紹介してくれたそうです。恵梨香さんは勉強の合間を縫ってその本を読み進めました。

「好きな人がすすめてくれる本というだけでうれしいものですが、その本を通じて先輩と通じ合えているような気がしてドキドキしました」

ひととおり読み終えた恵梨香さんは先輩に本を返すことに。そのとき先輩から言われた一言に非常に感動したそうです。

「本に書いてあるように、愛するというのは技術が必要なことなんだ。できれば俺は君と一緒に愛について学びたい。お付き合いしてくれないかな?」

それから2人はお付き合いをするようになりました。

しかし、最初は円満だった2人ですが、数年間のお付き合いの後別れてしまうことになってしまいました。理由はお互いの価値観の相違だったそうです。彼氏は、結婚したら妻は家庭に入るものという思いが強く、結婚しても働きたいという彼女の思いと噛み合わなかったことから、彼女から別れを告げたそうです。「彼のことは嫌いではありませんでした。本に書いてあることはとても勉強になる一方で、実際に関係を続けていく難しさ、努力しても続いていかないままならぬ思いを実感し、切なくて涙がでました」

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