新人時代とはちがう! 20代後半からの理想的な働き方
20代後半以降の働く女性の悩み&やりがいとは?
20代後半以降の女性が抱える仕事の悩みとは? やりがいを感じる瞬間とは? アンケートからピックアップしてご紹介します。
20代後半以降の悩みって?
転職すべきかどうか
・「転職をしようにも、年齢的に制限があったり、結婚・出産を考えたりするとなかなかうまくいかない」(29歳/運輸・倉庫/その他)
・「このままこの仕事を続けていていいのか、転職すべきなのか。何かやりたいことはないのか」(32歳/食品・飲料/事務系専門職)
結婚や出産と仕事の両立ができるか
・「結婚するタイミング。子どもが生まれてからの働き方」(24歳/その他/販売職・サービス系)
・「将来への漠然とした不安。家庭は持ちたいが、やりたい仕事と子育てを両立できるのか?」(27歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)
職場における人間関係
・「人間関係。年下の上司がいたりすると、接し方に戸惑う」(26歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「上司と部下に挟まれる立場としての振る舞い方」(24歳/運輸・倉庫/その他)
仕事とプライベートのバランス
・「キャリアプランの見直しと、ワークライフバランスの検討」(30歳/団体・公益法人・官公庁/営業職)
・「プライベートと仕事の両立。昇進すべきか否かの悩み」(30歳/団体・公益法人・官公庁/その他)
仕事の責任が大きくなる
・「中堅になると責任が重くなり、板ばさみでストレスが多くなること」(25歳/医療・福祉/専門職)
・「責任が少しずつ重くなっていて、自分の力量の限界を感じる」(32歳/医療・福祉/専門職)
仕事に慣れようと試行錯誤していた新人時代とは異なる、20代後半以降ならではの悩みが寄せられました。より条件のいい転職先を探すべきなのか、結婚や出産をそろそろ考えるべきなのか……など、ライフステージを切り替えるタイミングに悩む人が多いようです。20代後半以降は、人生で何を優先させたいかよく考えるべき時期ともいえそうですね。
20代後半以降のやりがいって?
新人や後輩の指導・育成
・「後輩ができて、指導にあたることで、自分の成長も感じられること」(28歳/医療・福祉/その他)
・「ある程度、社会人経験を積んだからこそできる、新人の悩み相談や指導など」(26歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
大きな仕事を任される
・「責任ある大きな仕事を任されたとき」(26歳/金融・証券/専門職)
・「ある程度仕事に慣れ、大きなプロジェクトに参加できるようになったり、責任ある仕事を任せてもらえたりするようになる」(28歳/その他/その他)
後輩や上司から頼られる
・「任せてもらえる仕事が増える。後輩が増えて頼られるようになる」(32歳/その他/営業職)
・「仕事内容がわかってきて、上司に頼られること」(27歳/機械・精密機器/技術職)
実績が伴うようになる
・「自分の業務に対して結果がついてくると楽しい」(33歳/アパレル・繊維/クリエイティブ職)
・「お得意様から個人的に指名されることが増えてくる」(27歳/不動産/事務系専門職)
クライアントからの評価
・「いいものを作れると単純にうれしいし、クライアントから指名されるとうれしい」(33歳/その他/クリエイティブ職)
・「クライアントや、後輩・先輩から自分の力を評価されたとき」(31歳/医療・福祉/専門職)
「新人のころに比べて大きな仕事を任せてもらえる」「人の役に立っていることを実感できる」など、何をやりがいと感じるかは人それぞれ。自分がどんな瞬間にやりがいを感じるか、仕事への価値観の抱き方によっても、20代後半の目標や30代以降のキャリアパスが変わってきそうですね。最後に、20代後半以降の理想の働き方について聞いてみました。
みんなの理想の働き方
産休・育休後に復帰
・「理想は、30歳前に結婚して、育休と産休を取りつつ職場に復帰。結婚前から待遇を落とすことなく、図太く働き続けること」(32歳/学校・教育関連/その他)
・「寿退社はせずに、産休を取って職場復帰したい」(30歳/その他/販売職・サービス系)
家庭を優先しつつ仕事もする
・「家庭を持つことになったら、プライベートの予定を優先しつつ、仕事もこれまで通りがんばりたい」(29歳/通信/技術職)
・「結婚して子どもを産んだあとも、時短勤務をしながら仕事とプライベートを両立させたい」(23歳/医療・福祉/専門職)
在宅で働く
・「妊婦でもできる仕事や、在宅ワークが好ましい」(28歳/機械・精密機器/その他)
・「自宅で働けるような、働き方の幅がある企業への転職を目指して動きたい」(25歳/その他/その他)
福利厚生が充実している会社への転職
・「子育て支援が充実していて、仕事と家庭の両立ができる職場環境が必要」(33歳/医療・福祉/専門職)
・「出産後の働き方の選択肢が多い会社に勤めたい。産後すぐに復帰、育休の年数をある程度選べる、時短勤務、フレックスなど」(30歳/小売店/秘書・アシスタント職)
産休・育休はキャリアを積んでから
・「ある程度キャリアを積んでから、産休・育休を取る。その後、本格的に復帰して昇進するのが理想のパターン」(29歳/情報・IT/事務系専門職)
・「ある程度昇進をしたら結婚し、家庭と仕事を両立させて、可能であれば子育ても積極的にしていきたい」(26歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
家庭や子育てを優先し、無理のない範囲で働きたいという女性が多いことがわかりました。そのためには、福利厚生の充実した職場を選んだり、早めにキャリアを積んだりすることが大切と考えている人が多いようです。働き方が多様化している現在、時短勤務やテレワークなどを選べる企業も増えています。プライベートと仕事を両立させるために、自分にはどんな働き方が合っているのか、じっくり考えてみてはいかがでしょうか。