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会話下手を克服するための方法3つ

小日向るり子

篠崎夏美

会話が下手な人との付き合い方

自分は会話下手ではないけれど、まわりに会話下手な人がいるということもあります。そんなとき、どのように付き合えばうまくコミュニケーションが取れるのでしょうか?

「オープンクエスチョン」で言葉を返す

「オープンクエスチョンとは、イエス、ノーで返すことができない質問のことです。(反対に、イエス、ノーで返すことができる質問は「クローズドクエスチョン」と言います)。会話が苦手な人とコミュニケーションをとる際は、できるだけオープンクエスチョンで言葉を返すようにしてみましょう。

例えば「今日の朝は早起きでしたか?」と聞くと、相手からの返事は「はい」もしくは「いいえ」で終わってしまいます。そこで「今日の朝は何時ごろ起きましたか?」と聞いてみましょう。そうすれば相手が答える時間によって「そんなに早く起きたんですか?」、「いつも同じ時間に起きるんですか?」というように会話が広がります。会話下手な人は無口になりがちで、そんな自分にコンプレックスを持っている場合が多いもの。「オープンクエスチョン」をうまく使って、相手の言葉数が多くなる質問をしてあげましょう。

リアクションは多少オーバーに

会話下手な人は、自分の話すことが相手にどう思われるかを過剰に気にしている人が多いです。リアクションが薄いと、相手は自分の話がつまらないからリアクションが薄いのだと気にしてしまい、ますます会話に自信をなくしてしまいます。そうなると、コミュニケーションが取りにくくなってしまいますよね。こちらのリアクションを多少オーバーにするということで、「あなたの話に興味がありますよ」という意志を伝えてあげましょう。ただし、会話下手な人の中で「しゃべりすぎるタイプ」の場合は、この方法は逆効果になりますので注意してください。

沈黙を恐れない

会話下手な人=何も考えていない、ということではありません。むしろ会話下手な人は、自分が言いたいこと、相手のリアクションなどを考えすぎてしまい、言葉がすぐに出てこない場合が多いのです。会話が上手な人はすぐに言葉が出てくるので、沈黙になるとつい自分が話してしまいがちですが、そこはいったん待ちましょう。沈黙を恐れるのではなく「今、相手は考えているんだな」と認識してあげると、沈黙の時間が怖くなくなりますよ。

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