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【マナー講師監修】結婚式へ電報を送るときのマナー

松本繁美(マナーアドバイザー)

電報の書き方のマナー

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結婚式への電報は、どのタイミングでどんな内容のものを送ればいいのでしょうか。電報の書き方やマナーについて詳しく解説します。

結婚式に電報を送るタイミング

松本:依頼するサービス会社によって異なりますが、電報は約1カ月前から予約することができるので、披露宴の日程に合わせて余裕をもって手配しましょう。もしギリギリになってしまっても、前日に申し込みをすれば最短翌日着で手配してくれる会社もあります。

披露宴が午前中の場合

前日には式場(披露宴会場)に届くように手配します。式場(披露宴会場)に連絡して、いつまでに届くとベストなのかを前もって確認しておきましょう。

披露宴が午後の場合

遅くとも挙式が始まる2時間前までには届くように手配します。

電報の宛名の書き方

松本:宛名(受取人)の名前は、新郎新婦のどちらか片方でも、連名でもいいことになっています。一般的には、自分が新婦の友人ならば、新婦の名前(旧姓)を書いて送ります。夫婦の両方と会ったことがある場合は、連名で送ってもよいでしょう。連名の場合、ファーストネームで「○○さん」「○○ちゃん」などと書いても問題ありません。

電報の適切な長さ

松本:50~100文字を目安にしている人が多いようですが、それより長い電報を打つ人もめずらしくありません。お祝いの気持ちをどう伝えるかは人によって異なりますが、溢れ出る言葉を無理やり短くする必要はないでしょう。

本来の電報の役割は「その場には行けないけれど、心から二人の幸せを願いたい」という気持ちを、リアルタイムに言葉で伝えること。長文の電報を送るのも、短い文章の中にまとめるのも、好みで構いません。ただし、あまりに短すぎる文章は、義理電報のように受け取られかねないので気をつけましょう。

電報の例文

新郎新婦が親族の場合

「花子さん(親族側なら「ちゃん」でもOK)、ご結婚おめでとうございます。今日のよき日に永遠の誓いを交わされたお二人、いつまでも愛と信頼に結ばれますよう。太郎さん、花子ちゃんのことを宜しくお願いいたします。」

新郎新婦が友人の場合

「ご結婚おめでとう。 いつまでも相手のことを思いやる心を忘れないで、明るいご家庭を築いてください。これからも末ながくお幸せに。」

新郎新婦が上司の場合

「ご結婚おめでとうございます。今日の日の感激はひとしおでいらっしゃることと思います。お二人があたたかいご家庭をおつくりになられますよう、末ながいお幸せをお祈りいたしております。」

新郎新婦が部下の場合

「ご結婚おめでとうございます。新しい人生のスタートにあたり、 これからの長い道のりをお二人で力を合わせて進まれることを心より願っております。明るく楽しい家庭を築いてください。末長く、応援するつもりです。」

電報で使ってはいけない言葉

松本:お祝いごとなので、表現や言葉遣いには失礼のないように気をつけたいところ。祝電では縁起の悪い言葉(忌み言葉)はもちろん、再婚や再縁を想像させる重ね言葉は使わないように心がけてください。

忌み言葉

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重ね言葉

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