「炭水化物抜きダイエット」の危険性って?
ダイエット中の食事はどうすればいいの?
炭水化物の上手な摂り方にプラスして、ダイエットに効果的な食事のコツも知っておきたいところ。ダイエット中の食事の「いい例」と「悪い例」を、それぞれ解説します。
ダイエット中の食事のいい例って?
まずは、ダイエット中の食事の「いい例」を見てみましょう。
「食物繊維を含む食品」と「発酵食品」を取り入れよう!
食物繊維を多く含む食品(野菜・きのこ・海藻など)と、発酵食品(ヨーグルト・納豆・みそ・甘酒など)を意識して取り入れ、腸内環境を整えると、代謝がアップして便秘予防にもなり、ダイエットにつながります。食物繊維は消化されない成分で、満腹感が得られるので、食べすぎを予防することもできます。おからやごぼうなどの根菜類、わかめなどの海藻に多く含まれます。これらの食材は低カロリーで、よく噛んで食べることで満足感が得られるメリットも。
おかず・調味料は糖質を控えよう!
主食を制限するだけでなく、おかずや調味料にも糖質が多いものがあります。特に和食は、甘めの味つけで糖質が多くなりやすい傾向。揚げ物の衣(パン粉・小麦粉)や、サラダのドレッシング、煮物などの味つけに砂糖が使われるため、特に外食・市販品には注意が必要です。塩味だけでなく、酸味やスパイスなどの香りをうまく利用し、糖質を控えてもおいしく満足感がある食事を心がけましょう。
こまめな水分補給を!
こまめに水分補給をすることで、代謝を促し、空腹感も落ち着きます。その際は甘い飲み物ではなく、常温の水がおすすめ。温かいスープを食べるようにするのもいいでしょう。温かいものを食べることで、体温が上がって代謝がアップし、脂肪燃焼を促します。
ダイエット中の食事の悪い例って?
続いて、ダイエット中の食事の「悪い例」を見てみましょう。
特定の食品だけを食べるダイエットはNG!
「○○しか食べない」など極端に偏った食べ方をすると、一時的に体重は減少するものの、長続きせず、リバウンドしやすくなります。また、必要な栄養素が不足することで体調を崩しやすくなり、便秘になる・肌が荒れるなどの不調だけでなく、無理に続けると免疫力が低下し、病気にかかりやすくなることも。人が生きていくために必要な栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル)をバランスよくとることが大切なので、ダイエット中の食事も、栄養バランスを考えながら、いろいろなものを食べましょう。