お米を食べながらダイエットを成功させる方法
お米などの炭水化物に含まれる糖質は、ダイエットの敵だと思われがちですよね。ダイエット中にお米を抜く人もいるかもしれませんが、お米を食べないことで体にどんな影響があるのでしょうか? ダイエット中にお米を食べるメリットやデメリット、お米を食べる際の注意点などについて、管理栄養士の関口絢子さんに教えていただきました。
<目次>
目次
お米の成分と体への影響
そもそもお米とはどんな食品で、食べることで体にどのような影響があるのでしょうか。お米の成分と体への影響について解説します。
お米の成分
関口:お米は体のエネルギー源であるでんぷんが7割以上を占め、消化吸収がよく、腹持ちがよいのが特徴です。たんぱく質や脂質、ビタミンB1、B2、E、食物繊維、亜鉛なども含まれています。お米の中でも、玄米には糖質を燃焼して排出させるビタミンや食物繊維が多く含まれているため、体にとって理想的なエネルギー源だと言えるでしょう。もちろん、白米でもおかずとの食べ合わせによってバランスを取ることが可能です。
お米が体に与える影響
関口:お米の主成分である炭水化物は3大栄養素の1つで、体内でブドウ糖に分解され、エネルギーとして使われます。ブドウ糖は脳のエネルギーにもなり、頭を働かせるために必要な栄養源です。
お米は粒のまま食べるので、精製された小麦粉で作るパンや麺類よりも消化・吸収が緩やかになり、血糖値の急上昇を抑えることができます。そのため腹持ちがよく、インスリン(体に脂肪を溜めるホルモン)の分泌も緩やかで、体脂肪の蓄積を抑えることができます。