【妊娠出産のウソ&ホント】産後は体がむくみやすくなるってホント?
将来妊娠したい、したくないに関わらず、妊娠・出産は未知の世界。出産未経験の女性たちが感じている妊娠・出産にまつわる素朴なギモンについて、産婦人科専門医の尾西芳子先生がわかりやすく教えてくれます。ウソかホントかわからない情報に惑わされずに、正しい知識を身につけましょう!
妊娠中から産後にかけて“むくみ”に悩まされるママは多いようです。特に、産後は、足だけでなく手や顔までパンパンになるようなひどいむくみを経験する人も。そもそも産後は体がむくみやすいものなのでしょうか? もしそうなら、なぜ? 対処法はあるのでしょうか? 今回は、そんな産後のむくみにまつわるウソ&ホントに迫りました!
本日の「ソボクな疑問」
Q.産後は体がむくみやすくなるってホント?
<読者の声>
・妊娠中のほうがむくみそう。(30歳/医薬品・化粧品/秘書・アシスタント職)
・ホルモンバランスが崩れて、むくみなどがありそう。(33歳/学校・教育関連/技術職)
・ただでさえ女性はむくみやすいので、産後、体調が変化したりするとむくみやすいんじゃないかと思う。(24歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・足が象のようにむくんだと友達が言っていた。(32歳/建設・土木/事務系専門職)
尾西先生のアンサーは!?
答えは……
「ホント」です!
産後一週間くらいが一番むくみやすい時期です。中には、足が象のようにパンパンになってしまう方もいます。
なぜ産後はむくみやすい状態になるのかというと、分娩時や産後の出血によって血液が薄まってしまうのと、出産や授乳によって体の中の水分が不足してしまうため、体に水をためこもうとする働きが活発になるからだと考えられています。もちろん、お産によってホルモンが急激に減ってしまうことも原因のひとつです。
妊娠中もむくみやすい状態ではありますが、産後のむくみとはまた違います。妊娠中にむくむ原因は、血液が通常の1.5倍くらいに増加し、さらに腎臓の機能がそれに追いつかず塩分過多にもなりやすいから。一方、産後のむくみは、冒頭の理由によって、足だけでなく顔や手など全身に出ることが多いです。
「ただでさえ女性はむくみやすい」というコメントがありますが、これもその通り。筋肉がポンプの役割を果たして血液を全身に巡らせているのですが、女性は男性に比べてそもそもの筋肉量が少ないので、どうしてもむくみやすくなってしまいます。ですから、アスリートなど筋肉量の多い女性は、妊娠中や産後もむくみにくいかと思います。
むくみやすい方は、着圧ソックスをはいたり、日中は足を上げて座ったりするといったことを心がけたいところ。また、食べ物は薄味を心がけたり、軽い運動をして代謝をよくしたりすることも、むくみ解消には効果が期待できます。とはいえ、産後のむくみは1~2カ月でおさまってきますので、体が元に戻ろうとしている段階だと思って、のんびり過ごしてくださいね。
(取材協力:尾西芳子、文:ヨダヒロコ、撮影:masaco)
※画像はイメージです
※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.07.06)
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください
※この記事は2017年05月13日に公開されたものです