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いぼ痔は自力で治せる? 原因と自宅でできる治療

加藤淳

自宅でできるいぼ痔のケアって?

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(1)いきみを改善する

40代の場合、まずは大腸の悪性腫瘍がないことを確認することが前提です。そしてステージ1・2の内痔核は、基本的に慢性便秘症(慢性の下痢でも)に伴う「いきみ」を改善することが非常に大事なポイントでしょう。トイレでの滞在時間(特にいきみ時間)を短くすることが大切です。

(2)食物繊維を摂取する

硬便であれば、食物繊維(水溶性、不溶性食物繊維のバランスを考慮し)や水分を多く摂りましょう。ウサギの糞のようなコロコロした形状の便から、バナナのように「いきまず」にする~っと出る便の形状になっていれば、硬便が改善されてきた証拠です。

(3)エクササイズをする

市販の下剤に頼りすぎず、規則正しい食生活と、腸の自律運動を高めるエクササイズを毎日実行しましょう。

(4)排便時の姿勢を意識する

意外と知られていないのが、トイレでの排便姿勢。理想はスクワットの姿勢です。ただ、和式トイレは、その姿勢がとれていましたが、現代は洋式トイレが普及しているので、難しいです。なので、洋式トイレでの排便は、ロダンの「考える人」のように、やや”前傾姿勢”の排便姿勢をとることがオススメ。直腸と肛門管の角度が比較的まっすぐになり、排便が容易になるといわれています。

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