お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

恥垢って何? 医師が教えるデリケートゾーンの正しい洗い方

髙橋怜奈

この記事では、デリケートゾーンの正しい洗い方について解説します。

嫌なにおいが発生したり、かゆみが広がったり……。デリケートゾーンに対して悩みを抱える女性はきっと多いはず。だからこそ、適切なケア方法が知りたいですよね。では、具体的にどんなポイントに気をつけてケアしたらいいの? 今回は、産婦人科医の高橋怜奈先生に、デリケートゾーンの「正しい洗い方」を解説してもらいました。

<目次>

間違った洗い方をするとどうなるの?

そもそもデリケートゾーンを間違った方法でケアをしていると、どんなトラブルが発生しうるのでしょうか? まずは、間違った洗い方により発生するリスクを解説してもらいました。

rf50552353_o

間違った洗い方は、「洗いすぎているケース」と「洗い方が不十分なケース」の2つに分けられます。

内は乳酸菌の一種であるデーデルライン桿菌(乳酸桿菌)が内を酸性に保っているので、ほかに菌が増殖し病原化しないように防いでくれています。これをの自浄作用といいます。前者の場合、自浄作用に必要な菌まで洗い流してしまうリスクが考えられます。自浄作用が働かなくなると、内の菌のバランスが崩れて、カンジダ炎や細菌性炎などの原因となることも。また、デリケートゾーンは粘膜のため、強い刺激を与えてしまうと、かゆみや痛みにつながってしまいます。

後者の「洗い方が不十分な場合」は、デリケートゾーンに尿が残り、においの発生を引き起こすことが考えられます。

次ページ:医師が伝授! 女性のデリケートゾーンの正しい洗い方

SHARE