同棲にルールは必要? 決めた方がいいこと・決めない方がいいことをアンケート調査
同棲生活でのお金・生活費のルール
同棲生活をするにあたって、家賃や光熱費などの生活費が発生しますよね。これらの費用はどのようにして負担し合えばいいのでしょうか。同棲生活でのお金のルールについて聞いてみました。
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Q.同棲生活で発生する生活費は、どう負担し合えばいい?
第1位 折半…44.23%
第2位 給料に対する割合…30.77%
第3位 ルールは決めない…14.90%
第4位 男性が全額負担…8.65%
第5位 女性が全額負担…1.44%
※『マイナビウーマン』にて2016年3月にWebアンケート。有効回答件数414件(22歳~39歳男女)
約44%、半数近い男女は生活費は折半と回答しています。お互いのお給料に対する割合と回答したのは約30%でした。合計約70%は、それぞれの方法が平等だと考えたようです。
それぞれの意見を聞いてみましょう。
<折半>
・「共に働いているので生活費も家事も半分ずつしてます」(39歳男性/通信/技術職)
・「負担平等で合理的、不平不満の余地がなく、続けるにしても解消するにしても振る舞いやすい。負担が半々だから、どちらも発言権を行使しやすい」(27歳男性/情報・IT /営業職)
・「同棲がうまくいかなかった時に、お互い納得して別れられると思うから」(29歳女性/ソフトウェア/技術職プログラマー・システム)
男女共に、一番分かりすいやり方ということです。折半なら、同棲生活を解消する時も、納得できるのではという声もありました。
<給料に対する割合>
・「地域格差があり、給料が高ければ全額出してもいいと思うが、高くないので割合だと平等だと思うから」(32歳男性/その他/販売職・サービス系)
・「給料の割合で決めた方が、平等でいいと思う」(32歳男性/その他/その他)
・「家賃補助が出る勤務先もあったり、お互い給料の20%くらいを家賃としたら負担するのがちょうどいいのではないかと思う」(24歳女性/その他/その他)
給料が多い方がその割合で、多めに出す方が平等に感じるという意見です。大抵は男性が多めに出すのでしょうか。
<ルールは決めない>
・「あまりこだわらないので、余裕がある時に余裕がある人が出している」(36歳男性/その他/販売職・サービス系)
・「結婚を前提に同棲しているため、お互いの給料を合わせて生活費を計算している」(34歳男性/通信/経営・コンサルタント系
・「職種によっては収入が月々で不安定だし、出費が多い月などもある。いくらと決めるとノルマのように感じて負担が大きい」(29歳/団体・公益法人・官公庁/その他)
こだわらないと言っているようですが、本当にそれでもめることはないでしょうか。お金の問題は口に出しづらいこともあって、なあなあになりがちですが、事前に話し合っておくべきでしょう。それでは実際に同棲を経験した男女に、お金にまつわるエピソードを聞いてみましょう。
Q.同棲生活のお金にまつわるエピソードを教えてください
①食費について
・「給料前になるとお金があまりなく質素な食事になる事が多くて、その反動か給料をもらうと数日間、外食とかいうパターンだった」(38歳男性/その他/その他)
・「野菜の高騰などが意外とダメージが大きかった」(25歳男性/学校・教育関連/販売職・サービス系)
・「しょっちゅう外食してしまい、食費がとてもかかる」(27歳女性/電機/秘書・アシスタント職)
出費の中でも大きな比重となるのが食費でしょう。外食はお金がかかるので、なるべく自炊している男女も多そうです。給料日前の苦労が目に見えるようです。
②無駄遣い
・「自分お給与で普通の生活をすることはできたが、彼女が月2万円以上服に費やすのには正直無駄だと思った」(37歳男性/その他/クリエイティブ職)
・「不必要な物を衝動買いされた事多数」(35歳男性/小売店/販売職・サービス系)
ひとり暮らしの時のように、好きなモノに自由にお金を使えなくなるというストレスは。男女ともみなさんかかえているようでうね。
③節約できた
・「相手が節約家だったので、相手のペースに合わせるのは大変だった」(36歳男性/その他/その他)
・「節約に対する考え方が違い、口論になった」(23歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「実家にいるよりも無駄遣いがない。甘えなくなる」(28歳女性/建設・土木/その他)
相手の影響で節約ができたという男性の意見と、節約術を身につけられたという女性が多くいました。
④共同財布を作った
・「デートの時や、2人の物を買う時用の、共同財布を作っていた。また、貯金は2人同額出して、共同の通帳に振り込んでいた」(32歳男性/その他/技術職)
・「共通の財布に一定額を入れて管理をする」(39歳男性/情報・IT/技術職)
・「共同の財布を作り、その中でもやりくりしてるが、最終的に足りない(笑)」(29歳女性/その他/その他)
最初から2人で出すものに関してはそこから使う「共同財布」があった方がいいかもしれませんね。口座まである人もいました。
⑤けんかした
・「もめる金の切れ目は縁の切れ目だから」(22歳男性/情報・IT/事務系専門職)
・「車の支払いや、自分の趣味などでのけんか」(32歳男性/その他/販売職・サービス系)
・「家賃を払ってくれないことがあった。それを平然としてる態度にムカついて、ブチギレた」(29歳女性/医療・福祉/専門職)
やはり、けんかやもめる原因になっていることも多そうです。最初にキチンと話をすることが大事でしょう。
⑥ひどい目に遭った
・「自分がお金を渡して同棲相手に家賃や光熱費など支払いを任せていたら、実は払っていなくて家を追い出されそうになった。同棲相手は自分の渡したお金を好きなように使っていた」(36歳男性/建設・土木/販売職・サービス系)
・「相手が突然離職してしまって、自分が半年ぐらいお金の面倒を見た」(38歳男性/情報・IT/技術職)
・「彼氏がパチンコ好きで全部使っちゃう」(25歳女性/医療・福祉/専門職)
自分のお金を使われてしまったり、面倒をみなくてはいけなくなってしまったり、彼氏彼女といえども、ちょっとやりすぎでは……というエピソードです。結婚前に分かったので、よしとしてはいかがでしょうか。
▶次のページでは、同棲前に決めるべき家事のルールについてご紹介します。