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【専門家監修】円満に寿退社するためのポイント6つ

ファナティック

松本繁美(マナーアドバイザー)

(3)円満に寿退社するコツ

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それでは、もし結婚して仕事を辞めることが決まったら、どのような手続きが必要なのでしょうか。円満に寿退社する方法を、マネーアドバイザーの松本繁美さんに取材しました。

①結婚報告のタイミングを決める

職場へ結婚報告を行なうには、ちょうどよいタイミングとマナーがあります。結婚は極めてパーソナルなできごとなので、会社や職場に対して何らかの影響を与えることになります。まず考えなくてはならないのが、後任のこと。仮に後任を考える必要がなくても、減った人数で仕事を分担せねばなりません。仕事の引継ぎなどがあることを考慮すると、少なくとも退職の3~4カ月前までには結婚報告を行なうことが望ましいでしょう。

また、退職時期に関しては、まず就業規定に何と書かれているのか確認しましょう。具体的に何カ月前か書かれている場合は、早めに伝えるに越したことはありません。民法上は2週間前に退職を申し出ればよいとされていて、会社は引き止めることはできません。

②上司へ報告する

結婚報告のタイミングを決めたら、次は誰に報告するかです。まずは直属の上司に報告します。そして、次に報告すべき人は誰か、職場全体にはいつ報告するのかなどを上司に確認します。間違っても、直属の上司を飛び越して、さらに上の人に報告するようなことがないように気をつけましょう。

③職場の同僚へ報告

職場の上司への報告を無事に済ませたら、同僚にも結婚報告をしましょう。式場が決まり、おおよその招待客リストを作成する挙式の3~4カ月前がよいかもしれません。最近は職場の上司は招待しないけれど、親しい間柄の同僚は招待するといったカップルが増えています。職場の人を全員招待するのなら問題ないのですが、招待する人と招待しない人がいる場合は、配慮が必要です。

④結婚式に招待する場合

結婚式に招待する上司には、予定を空けてもらう必要があるので結婚の報告と一緒に式場と日時を伝えられるとスムーズです。さらに、スピーチを頼みたいと考えている上司には、結婚する相手のプロフィールを簡単に紹介しておきましょう。そして、同じ職場から誰を招待するかも伝えておくとよいです。

⑤結婚式に招待しない場合

いくら上司でも、部下の結婚報告を受けたからと言って、結婚式にも招待されると考える人は少なくなってきています。それでも「身内だけで行うことにしたため、どなたもご招待しない予定です」とはっきり告げる方がよいでしょう。

結婚式には招待しないけれど、二次会には出席してもらいたい場合は、そのことを結婚の報告と同時に伝えましょう。できれば会って報告できるとよいのですが、メールや二次会の招待状で済ませる人も多いようです。その場合でも、2カ月前を目安に伝えるのがよいでしょう。

⑥退社の手続き

福利厚生や厚生年金、健康保健などの手続きは、会社を通して行います。処理を行う担当者に知らせる必要があるので、必要な手続きや期日などを事前に確認しておきましょう。

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