ビジネスでは「ずる賢い人」ではなく「賢い人」が生き残る理由
働く上で「ずる賢さ」って必要なのか?
では、ポジティブではない言葉として取られることが多い「ずる賢い」ですが、仕事をする上で「ずる賢さ」は必要なのでしょうか?
ビジネスの世界で、常に正攻法及び性善説で突き進むと痛い目を見るイメージがあり、「ずるさ」がある人の方が出世するような気が個人的にはしています。しかし、それは本当に「ずるい」のでしょうか。
日本でいわれる「ずるい」という言葉や感情は、「自分は我慢してルールに沿って生活しているのに、それを逸脱して“良い思い”をしているようで妬ましい」という感情からきているように思います。
先に述べたように、「ずる賢い」は手段や手法よりも結局はその人の人柄や態度に紐付く印象です。したがって、ビジネス上での「ずるさ」は必要ですが、周囲の人から「ずる賢い」と言われる場合には自分自身の姿勢を振り返ることが重要になるでしょう。