スピード離婚は恥ずかしい!? 離婚する原因と後悔するポイント
「スピード離婚」するメリットとするデメリット
さて、スピード離婚の原因についてわかったところで、続いてはスピード離婚をするかどうか悩んでいる人に向けて、するメリットとデメリットについてお話ししたいと思います。
スピード離婚のメリット
1.独身感覚に戻りやすい
結婚生活が長くなると、2人暮らしのライフスタイルに慣れてしまいます。
嫌いになってしまった相手であっても、「いると便利」な感覚が生まれてくるものです。重いものの買い物や、電球の付け替えなど、実際には重要なことではなくても、2人のライフスタイルに慣れてしまうことで、より離婚の決断がしにくくなる、ということがありがちです。
スピード離婚の場合は、すぐに元のライフスタイルに戻れるので、自分の人生をよりスピーディに取り戻すことができます。
2.相手以外の人間関係に縛られないで済む
結婚生活が長くなると、親や親せきをはじめ、家族ぐるみのお付き合いの友人など夫を通した人間関係も生まれてきます。夫には愛情はないが、義理の親には情を感じて離婚できない、などというケースもあります。
スピード離婚なら、そんな人間関係が生まれる前なので、そもそも結婚で生まれるはずの人間関係を整理する必要がありません。
3.辛い結婚生活に疲弊しないですむ
この結婚まちがっているんじゃないか? この人は夫として信頼できる人なのか? など離婚を意識するような結婚生活には労苦が伴います。
最終的に離婚という結論に至るのであれば、思い悩む時間は短いに越したことはありません。
ストレスのない離婚はあり得ませんが、スピード離婚がそのストレスを軽くしてくれるメリットもあるのです。
4.理想の結婚をする可能性が生まれる
結婚をしていれば、誰かとお付き合いをすれば不倫になりますが、離婚をして独身になれば、次の出会いの可能性が生まれます。
スピード離婚という決断によって、未来の可能性もより大きくなるのです。
スピード離婚のデメリット
一時的な感情で離婚を決断してしまう場合があります。
じっくりと時間をかけて考えれば、自分の出した結論を後悔する可能性は低いですが、感情に任せた結論というのは本意でない可能性もあります。
少し時間が経てばちがう感情も生まれたかもしれないのに、その場の感情で決断してしまうというリスクはありますね。
2.経済的な後悔の可能性がある
結婚生活は経済的なメリットがたくさんあります。
2人なら広めの部屋を借りられる、光熱費も1人ずつより割安、ローンも半分ずつ負担できる、税の優遇措置もあったりと、結婚にはおどろくほどの経済的恩恵があるのです。
そのような現実的なメリットについて熟考しないでスピード離婚をして後悔するというケースはよくあります。
愛情が冷めていても、シェアハウスのパートナーだと思って、経済的に安定するまでは結婚生活を続けてもよかった、というのはよく聞く話でもあります。
3.諸手続きが煩雑になる
戸籍謄本、住民票、パスポート、免許証など、結婚するともろもろの面倒な諸手続きがあります。結婚を機に生命保険の組みなおしをする夫婦も多いです。
スピード離婚は、そのような煩雑な変更手続きを数カ月以内にもう一度繰り返すことになります。
特に会社勤めの場合、年金などの手続きに加え、名札の変更作成などもあり、総務窓口に短期間に再申告をするのは、抵抗もあるでしょう。
どれも一時的なことではありますが、その手間は想像するだけで、シンドイですね。