関東の縁結びスポット決定版! 人気・定番・穴場の神社とお守り15選
人生の一大イベントである婚活。こんなときこそ、縁結びにご利益のある神社やお寺を参拝して、力をいただきましょう。身近なスポットはもちろん、たまには少し遠くへ足を延ばして。婚活中の気分転換にもぴったりの、関東(神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬)の神社やお寺から厳選してご紹介します。東京版はこちらをチェック!
1.江島神社(神奈川県)
藤沢市の観光名所、江ノ島にある江島神社。島全体が古くから信仰の地であり、龍神と天女の美しい恋物語から、縁結びのご利益があるとされています。神社に残る絵巻物“江嶋縁起”によると、昔、人々を苦しめていた五頭龍が、美しい天女(弁財天)に一目惚れして、求婚します。しかし、天女は「悪さをするような五頭龍とは結婚などできない」と断ります。五頭龍は悪行を止めるという条件で、天女と結婚。それ以後、五頭龍は人々を守り、日々の生活に役立つ行いをするようになったそうです。参拝した後は、ぜひハートが描かれたピンクの絵馬に名前を書いて、「むすびの樹」に結びましょう。
良縁を祈願するピンクの絵馬がたくさん結ばれた「むすびの樹」。
かわいらしい下駄をかたどった「えんむすび守り」。
住所:神奈川県藤沢市江の島2-3-8
交通:小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅より徒歩20分、藤沢駅より江ノ電バスで約20分
2.鶴岡八幡宮(神奈川県)
鎌倉を代表する観光名所、鶴岡八幡宮。近年は縁結びのスポットとしても話題です。背景にあるのが、源氏の氏神である鶴岡八幡宮を現在の地に遷し、鎌倉幕府を開いた源頼朝公とその妻、北条政子の強い絆。中でも縁結びにご利益があるとして人々に親しまれているのが、境内の源平池の東の島に祀られている旗上弁財天社です。頼朝公が旗上げの後、大願成就したご神徳により、多くの信仰を集める弁財天社で、特に本殿裏の「政子石」は、縁結び、夫婦円満、子授け、安産のご利益があるとされています。伊豆の豪族の娘として生まれ、平家の豪族に嫁ぐ予定がありながら、流人だった頼朝公との熱い恋に落ちた政子。頼朝公と結ばれたあとは、夫婦共に鎌倉時代の礎を築きました。仲睦まじいふたりの縁にあやかってみては。
源平池の東の島に祀られる旗上弁財天社。縁結びの信仰を集め、多くの人が参拝しています。
(写真左)政子石。姫石とも呼ばれ、縁結び・夫婦円満などの祈願石にもなっています。(写真右)頼朝公と政子の愛にちなんだ御守「政子石守」。
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
交通:JR鎌倉駅より徒歩10分
3.葛原岡神社(神奈川県)
鎌倉由比ガ浜の総鎮守として、開運の神様、また学問の神様として信仰されている葛原岡神社。婚活中の女性たちには、良縁の神様・大黒様をご祭神とする「縁結び石」がパワースポットとして話題を集めています。鎌倉の海岸で採れた、貴重なサクラ貝を使った良縁の御守り「さくら貝御守」は、ケータイや財布につけるアクセサリーとして身につけていたい、きれいな御守り。ハート形の縁むすび絵馬や赤い糸がついた御守り「縁結び鈴」のほか、運命の人と結びつけてくれる「恋みくじ」も人気です。
「男石」と「女石」が並んだ「縁結び石」。
さくら貝御守(右)ほか、良縁を招く授与品がたくさん。
住所:神奈川県鎌倉市梶原5-9-1
交通:JR鎌倉駅より徒歩35分
4.箱根神社(神奈川県)
芦ノ湖畔に鎮座する奈良時代からの古大社。父神の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、母神の木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、その子である御子神の彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の御三神から成る箱根大神が祀られています。箱根大神は、古くから健やかな家族の象徴とされ、縁結びのご利益はもちろん、「誓いの神」、「夫婦男女の語らいを守る神」と言われる神様。また、箱根神社を訪れたら、開運隆盛や金運守護のほか、縁結びの神様として篤く信仰されている末社の九頭龍神社へもぜひ。特に毎月13日に本宮で行われる月次祭(つきなみさい)には、全国各地からたくさんの参詣者がお参りに訪れます。
箱根神社の平和の鳥居と富士山。観光にもおすすめの風光明媚な神社。
(写真左)箱根寄木細工で作られた「和合御守(なかよしまもり)」。模様がぴったり合うのは世界でひとつ。(写真右)九頭龍神社の龍神を描いた縁結び・心願成就の御守りと、太陽の光で鮮やかな紫色に変わる金運開運・心願成就の御守り「九頭龍根付御守」。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80‐1
交通:東海道線・小田急小田原線「小田原駅」下車、箱根町行きバスで60分、元箱根バス停下車 徒歩10分
5.伊勢原大神宮(神奈川県)
江戸時代、伊勢の国からやってきた人が、故郷の伊勢神宮の神様を祀る神社を建てたのが起源。「万事円満」が祈念され、縁結びや夫婦円満、子宝のご利益を求める参拝者が訪れます。伊勢神宮と同じく、天照皇大御神を祀る内宮と豊受姫大神を祀る外宮のふたつのお社があり、このふたつが存在してはじめてつり合いが取れ、平穏な世の中になるとのこと。これを象徴するふたつの卵を伊勢原出身の画家、平野杏子さんがデザイン化した、モダンな卵のシンボルマークが特徴的。境内には「ひとりよりふたり、ひとつよりふたつ」をイメージした卵の彫刻も見られます。
(写真左)卵の彫刻。参拝者が撫でていくので、いつもピカピカです。(写真右)縁結びの「結び守」。ここにも「ひとりより ふたり ひとつより ふたつ」のメッセージが込められています。
住所:神奈川県伊勢原市伊勢原3-8-1
交通:小田急小田原線伊勢原駅より徒歩10分
6.川越氷川神社(埼玉県)
約1500年の歴史を持ち、素盞鳴尊(すさのおのみこと)や、その子孫であり、縁結びの神様として知られる大己貴命(おおなむちのみこと)など、あわせて5柱の家族の神様をお祀りしていることから、縁結びの神様として信仰されている神社。婚活中の人にぜひ入手してほしいのが、ここで授与される「縁結び玉」。境内の小石を持ち帰って大切にすると良縁に恵まれるという言い伝えがあることから、身を清めた巫女が境内の小石を拾い集めて麻の網に包み、神職がお祓いをして奉製する貴重なもので、1日20体限定。ご利益があったという口コミが広がり、毎朝8時の頒布時には、すぐになくなってしまうほどの強力なお守りです。この玉を持って運命の人に巡り合えたときには、ふたりでお参りして神社に戻すと、縁が長く堅く続くよう祈願した特別なお守りがいただけます。
(写真左)1日20体限定の縁結び玉。入手するには平日が狙い目です。(写真右)こちらも人気の縁結びのお守り「さくらさく守り」。かわいらしい縁結びのお守りがたくさんあります。
住所:埼玉県川越市宮下町2-11-3
交通:JR川越駅より東武バス7番乗場「宮下町」下車すぐ、JR川越駅より小江戸巡回バス「氷川神社前」下車すぐ
7.川越八幡宮(埼玉県)
小江戸・川越の守護神として創建されてから約千年。御祭神は母親である神功皇后とともに日本文化の興隆をはかった応神天皇で、母の愛情である大愛が八幡信仰となっています。婚活中の人なら、ぜひ毎月第1・3日曜日の16時から(予約制)で開催されている良縁祈願祭に参加しましょう。また、境内の縁結びイチョウの木に触れ、手を合わせるのも忘れずに。天皇陛下が生まれた年に植樹した男イチョウと女イチョウが、いつしか寄り添い、1本に結ばれてしまったことから、良縁にめぐり会えると言われています。昔は恋文を書いたという葉書のルーツとなった樹、タラヨウの葉の裏に想いを書いて、願いを叶える人もたくさんいるのだとか。タラヨウがどこに生えているかは、神主さんに尋ねてみてくださいね。
いつも身につけておける小さくてかわいらしい「えんむすび」守。
良縁祈願の絵馬。縁結びイチョウや縁結び祠(ほこら)など、縁結びにまつわるものがたくさんあります。
住所:埼玉県川越市南通町19-1
交通:川越駅より徒歩6分
8.鴻神社(埼玉県)
埼玉県の鴻巣市にあり、子授けの「こうのとり伝説」が伝わる神社。婚活中の人におすすめなのは、境内にある三狐稲荷神社です。ここに祀られた天狐、地狐、人狐の「お狐さま」にお参りすると、よい縁(恋愛、結婚、人間関係等)を結び、悪い縁(悪い癖や習慣、悪い人間関係等)を断つ縁結びのご利益があるとのこと。三体のお狐さまが描かれた縁結び守りや、お社に奉納するための「奉納お狐」、三狐の絵馬など、お狐さまに良縁を祈願するかわいい授与品がたくさんあります。お宮は明治時代の職人による木材を一本も使っていない総銅造りで、精巧な細工が見ごたえあり。お狐さまにしっかりお参りした後は、女子力向上にご利益があるという幸の宮弁天社や、樹齢500年以上のご神木の夫婦銀杏にもパワーをもらって帰りましょう。
体に願い事を書き、お社に奉納する「奉納お狐」と、悪縁を絶ち、良縁を結ぶ「御縁守」。
住所:埼玉県鴻巣市本宮町1-9
交通:JR鴻巣駅より徒歩8分
9.千葉厄除け不動尊妙尊寺(千葉県)
厄除けで有名な千葉厄除け不動尊ですが、その山内に、「縁結び大社」と呼ばれるお社があるのをご存知でしょうか。恋愛の神様、愛染明王を祀り、良縁成就や結婚成就、夫婦円満などの縁結び祈願にご利益があるとされています。さらに、ここがスゴいのは、縁結びの神々が勢ぞろいした「恋の願かけめぐり」ができること。スタート地点の鳥居をくぐったら、悪縁切りの神・吉祥天、良縁の神・大国主命(おおくにぬしのみこと)、良縁開きの神・素戔嗚尊(すさのをのみこと)、縁運上昇の神 ・ 奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)など7神をめぐり、最後は愛染神社へ。心を込めてめぐれば、大きなご利益がありそうです。
良縁の願かけめぐりの最後に参拝する愛染神社。順序を守ってめぐりましょう。
(写真左)古代の男女の姿が描かれた「縁結びお守り」。どうしても参拝できない人にはウェブ注文も可能。(写真右) 「むすびお守り」。縁結び大社だけあって、さまざまな縁結びのお守りが用意されています。
住所:千葉県東金市山田1210
交通:JR千葉駅からバス「山田台」下車、徒歩2分
10.成田山新勝寺(千葉県)
提供:成田山新勝寺 弘法大師空海が自ら敬刻開眼されたという「成田のお不動さま」として知られる成田山新勝寺。真言密教の最高仏である大日如来の成り代わった御姿とされ、心の迷いを断ち切り、すべての人を救ってくれる、ありがたい存在として古くから篤く信仰されています。歌舞伎役者の市川海老蔵さんなど「成田屋」が信仰していることでも有名ですよね。縁結びにご利益があると言われているのは、境内にある光明堂。人々に良縁をもたらす恋愛の仏様、愛染明王が奉安されているため、良縁を求めて参拝する女性が後を絶ちません。縁結御守のほか、恋愛成就絵馬で祈願したり、良縁みくじで将来を占うことも。広大な境内では、紅葉や桜など四季折々の自然を愛でながらの散策も楽しめます。
(写真左)お不動さまのご加護のもと、良縁が祈願された縁結御守。(写真右)愛染明王が描かれた恋愛成就絵馬。手には愛を射止める弓矢を携えています。
住所:千葉県成田市成田1番地
交通:京成成田駅、JR成田駅より徒歩10分
11.玉前神社(千葉県)
縁結びはもちろんのこと、子授けや出産、育児、月のものなど。女性の生涯に起こる神秘的な作用の多くを導くのが、月の働きをする女神、玉依姫命(たまよりひめのみこと)だと言われています。この玉依姫命を主祭神としているのが、「上総の裸まつり」と呼ばれる上総十二社祭りが有名な上総ノ国一之宮・玉前神社。ここを訪れたら、ぜひ玉依姫の玉にまつわる天然石「勾玉守」を受けましょう。古くから儀式などに用いられ、「魂鎮めの具」として大切にされてきた勾玉を身につけていれば、女性の一生を左右する婚活にも心静かに向き合えそう。桐箱入りの美しいお守りです。
天然石「勾玉守」。玉依姫命にちなんだ、女性を護るお守りです。
住所:千葉県長生郡一宮町一宮3048
交通:JR上総一之宮駅より徒歩8分
12.鹿島神宮(茨城県)
人生の節目に参拝する「鹿島立ち」という言葉で有名な、今から2670年前に創建されたとされる古社 。奈良時代には、この神社の鹿が御祭神の分霊をのせて奈良に渡り、現在の奈良公園の鹿の発祥となったとされています。平安時代には大和朝廷が東北に遠征する際の拠点となったとされ、「物事の始まり」にご利益がある神社として信仰されるようになりました。御祭神は、強力な武神にして勝利の神様、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)。本殿のほか、地中に棲む大ナマズを抑えているとされる鹿島神宮最大のパワースポット「要石」や霊泉の湧く御手洗池などをめぐり、婚活をスタートさせ、成功させる力をいただきましょう。また、その昔は縁結びにご利益があるとされ、ここで行われる常陸帯という縁結びの占いが和歌に詠まれていたほど。現在は少し形を変えた「鹿島の帯占い」が話題となり、全国から多くの女性たちが訪れています。境内奥の参道には、樹木がハート型に見える場所もあるとのこと。見つけられたら、いいことが起こるかも!?
鹿島神宮ならではの縁結びお守り「帯占い」。おみくじになっていて、お願いごとをした後、4本の紐を2本ずつ2組に結んで箱から引き出し、結ばれた帯の状態で運勢を占います。占った後は御守りとして身につけて。
住所:茨城県鹿嶋市宮中2306-1
交通:JR鹿島神宮駅より徒歩10分
13.日光二荒山神社(栃木県)
世界遺産「日光の社寺」にも含まれる二荒山神社。霊峰・二荒山(男体山)をご神体と仰ぐ、日光の氏神様です。主祭神は、強大なパワーを持つ縁結びの神様・大己貴命(おおなむちのみこと)で、良縁を求める女性たちが遠方からも訪れます。婚活中ならぜひ参加してほしいのが、毎年9月中下旬から11月中旬に行われる「良い縁まつり」。「良い縁笹くぐり」や「笹の輪結び札」、「日光ハート板投げ」などさまざまな催しが行われ、まつり限定の「良い縁守」や「良縁成就絵馬」も受けられます。
(写真左)正面鳥居の傍には、神々しい“縁結びご神木”も。(写真右)「良い縁守」。まつり期間中は限定色が登場。
住所:栃木県日光市山内2307
交通:日光駅・東武日光駅より東武バス中禅寺温泉または湯元温泉行きで7分「西参道」下車、徒歩7分
14.足利織姫神社(栃木県)
機織(はたおり)を司る天御鉾命(あめのみほこのみこと)と、織女の天八千々姫命(あめのやちちひめのみこと)の男女二柱を主祭神とする神社。たて糸とよこ糸が織りあって織物となることから、縁結びの神社と言われるようになりました。足利市を一望する織姫山の中腹にあり、階段はちょっとキツいですが、『229段昇れば叶う縁結び』とも。よき人との縁結びだけでなく、健康や智恵、人生、仕事など7つの縁を結んでくれる神様として、全国から多くの参拝者が訪れています。2014年には産業振興と縁結びの神様として「恋人の聖地」に認定されました。夜には「日本夜景遺産」に認定された夜景も美しい、ロマンチックな縁結びスポットです。
ハート型の「縁結びおまもり」など、女心をくすぐる縁結び守が揃っています。
境内にある「愛の鐘」。心を込めて響かせれば素敵な縁に恵まれる!?
住所:栃木県足利市西宮町3889
交通:東武足利市駅よりバスで約6分、通5丁目下車
15.冠稲荷神社(群馬県)
古墳時代から1500年の間、祭祀が行われてきた「宮の森」に佇む日本七社の一社。縁結びにご利益があるのが、境内にある実咲社と、共に鎮座するボケの木です。群馬県の天然記念物に指定されている樹齢400年のボケの木は、その昔、子どもができずに悩んでいた女性が、修験者に授かったボケの実をせんじて飲んだところ、良縁と子宝に恵まれたという伝説から、縁結びの木として信仰されています。3月中旬から4月上旬には美しい緋色の花が咲くほか、ボケの実が黄色く熟し、甘い香りが漂う秋もおすすめ。また、実咲社には縁結びをはじめ、それぞれの縁を守る白狐さんが鎮座しています。実咲開運絵馬に願い事を書いて「縁結び狐」にお参りし、絵馬は狐のお社へかけて奉納。最後にボケの木の前のご神水を専用容器に汲み、お狐さんへ奉納しましょう。
良縁の伝説を持つ樹齢400年の「日本一のボケ」。
縁結びにご利益のある実咲社。縁結びのお狐さんが鎮座しています。
(写真左)縁結びには、月ごとに変わる「縁守十二ヶ月」を。10月はボケの実が入った緑守。秋の収穫祭(2016年は10月2日日曜11時から)では、実際に実を収穫し、その実を入れて奉製した箱入りの「木瓜ノ実守」も授与されます。(写真右)縁結びのお狐さんをあしらった「実咲守」も人気。
住所:群馬県太田市細谷1番地
交通:東武伊勢崎線太田駅よりタクシーで約15分、細谷駅よりタクシーで約5分
(中島理恵)
※この記事は2016年10月15日に公開されたものです