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アラサーの“お金事情”を大公開! 常にキープしている貯金額ランキング

フォルサ

結婚資金のため、もしもの時のため、と理由はさまざまですが、常に一定の貯蓄額があれば安心ですよね。今回は働く男女を対象に「常にキープしておきたい貯蓄額」について聞きました。

Q.常にこの金額はキープしておきたいと思う貯金額はいくらですか?

<女性の場合>

・1位:300万円以上……29.9%
・2位:100万円……26.95%
・3位:50万円……12.25%
・4位:10万円……8.8%
・5位:200万円……8.3%
※6位以下省略

<男性の場合>

・1位:300万円以上……27.6%
・2位:100万円……23%
・3位:10万円……11.05%
・3位:50万円……11.05%
・5位:30万円……8.75%
※6位以下省略

男女ともに最も多かった金額は「300万円以上」でした。約3人に1人の割合で「300万円以上あれば安心」と回答しています。次いで「100万円」「50万円」と続きました。全体の7割が「50万円以上ないと不安」と感じているようです。それでは、その理由を聞いてみましょう。

女性の場合

●「300万円」と回答した理由

・「このくらいあれば、事故って車がポシャッても買えば済むことなので」(39歳/学校・教育関連/事務系専門職)

・「入院などの不測の事態に備える」(39歳/小売店/事務系専門職)

・「万が一失職した時も、1年は食いつなげることができるから」(29歳/情報・IT/事務系専門職)

事故や入院、失職など、人間いつどんなアクシデントに遭遇するかわかりません。そのため、ほとんどの人が理由として「何かあったときに備えるため」を挙げていました。300万円という額は「1年間はしのげる」ことが目安になっているよう。

●「100万円~250万円」と回答した理由

・「100万円。専業主婦なので独身時代にためたもののうち100万円以下にするのは不安、というか喪失感に襲われそう」(27歳/その他/その他)

・「120万円。何かのときに100万以上あれば安心だし、120万あればさらに保険として安心できると思うから」(38歳/学校・教育関連/その他)

・「150万円。100万円を切ると不安になる」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職))

300万円と同様、何かあっても、しばらく生活できる額として200万円を挙げた人も。1カ月20万円と計算すれば、約10カ月は持ちますよね。また、100万円という額については、「この額を切ると心配」という声も多く、安心できる一定の目安となっているようです。

●「100万円未満」の理由

・「50万円。3カ月分の生活費があればなんとかなりそう」(39歳/その他/その他)

・「30万円。何か自分や家族にあったときに、この金額だとすぐ何かしらの対応ができるから」(37歳/建設・土木/事務系専門職)

・「10万円。10万円は無いと、何をするにも足りなくなるから。安心できないから」(37歳/建設・土木/事務系専門職)

100万円以下の理由も「いざというときに備えるため」でした。長期間の生活費をキープするというより、急場しのぎのために最低限備えたい金額のようです。「貯金なし」はわずか4%でした。

男性の場合

●「300万円以上」と回答した理由

・「もし病気でもしたらこのくらいないと怖い」(37歳/小売店/販売職・サービス系)

・「地方に住んでいると失業すると二度と就職はできないから、いくらあっても足りないというのが正直な感想」(39歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「これ以上ないと日本経済が不透明なので不安」(39歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)

やはり女性と同じく「不測の事態に備えて」という理由が多数。漠然と不安だから、という理由もありましたが、「もしも入院になったら」「仕事がなくなったら」と具体的な理由を挙げる人もいました。

●「100万円~200万円」と回答した理由

・「200万円。急な出費や病気に対応するため」(38歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

・「150万円。親がすぐに亡くなったとしても、葬儀費にあてられる」(39歳/医療・福祉/専門職)

・「100万円あれば、どうにかなると思います」(35歳/その他/事務系専門職)

女性にはなく、男性にはあった回答は「葬儀費用のため」というものでした。しかも、自分のお葬式代ではなく、親のことまで考えている人も。病気になり、休職することになったとしても、200万円あれば数カ月は療養に専念できそうですね。

●「100万円未満」の理由

・「50万円。父の葬式の時に思ったが、父が死亡保険に加入していなくて、急に亡くなったので最低の葬式費用がこのくらいだったから」(38歳/建設・土木/事務系専門職)

・「10万円。必要最低限のギリギリの額であると考えるため」(29歳/その他/その他)

・「貯金はない。特に貯金しておかなければいけないとは思わないから」(28歳/学校・教育関連/クリエイティブ職)

100万円未満の理由は、女性と同じく一時しのぎのものが多くなっています。50万円の理由として、また「葬儀費用」という回答も。「10万円」という回答もありましたが、一人暮らしであれば、働けなくなった場合でも、1カ月分の家賃と水道光熱費くらいは払えそうですね。

まとめ

男女とも半数が回答していた額は「100万円以上」。でも「コレだけあると安心できる必要最低額」は人それぞれ違うようで、「10万円」と回答した人もあれば、「300万円あっても不安」とする人も。一人暮らしか、実家暮らしか、また家族を養っているかどうかで変わってくるようです。毎月少しずつでも貯蓄して、いざという時に備えたいものですね。

※画像はイメージです

※『マイナビウーマン』にて2016年8月にWebアンケート。有効回答数415件(22歳~39歳の働く男女)

(フォルサ/松原圭子)

 

※この記事は2016年10月11日に公開されたものです

フォルサ

ライティング、編集、DTPまで手がける制作グループです。
“フォルサ”はポルトガル語です。「がんばれ!」と応援する言葉ですが、サポートするという意味もあります。女性の為になる情報を間口を広く扱っていきます。

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