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職場結婚をどう報告する? 社内恋愛で結婚するときに気をつけたいこと

藤井佐和子(キャリアアドバイザー)

職場結婚後、仕事を続けるときに配慮したいこと

職場結婚後、周囲との人間関係、協力体制を崩さないためにも、自身の行動は気をつけたいものです。自分自身だけでなく、パートナーと以下のような話を合わせておくのもよいでしょう。

仕事を続けるとき配慮したいこと

今まで通りの自分を心がける

周囲に気を使わせないためにも、より、今まで通りのふるまい、発言を心がけるとよいでしょう。自分は意識していなくても、周りには気を使う人もいる可能性が。そんな人に負担をかけないためにも、ときには、「今まで通りでお願いします!」と自ら周囲に公言してしまうこともオススメです。

家で話した仕事の内容は周囲に安易に話さないようにする

自分もパートナーもそれぞれ社内・社外に仕事関係の人がいるわけですから、心証を悪くしないように意識した発言を心がけましょう。以前筆者が聞いた話ですが、奥さんが、他部署の旦那さんから聞いた話を自部署で軽くしたところ、上司から「内緒の話も君にはできないなあ。なんでも家庭で伝わってしまう」と言われてしまった、ということがありました。周囲から、あの人に話すと全部家庭内で共有されてしまう、と思われてしまうと、大事な話をしてもらえなくなるかもしれません。

パートナーと社内でおおっぴらにプライベートの会話をしない

仕事にプライベートを持ち込んでいる、オンとオフの切り分けのできない夫婦、と思われてしまいますし、周囲に気を使わせることもなりますから、緊急の話以外は家に帰ってからするのが無難です。もちろん、社内メールもご法度です。

職場結婚後に退職、異動するケースは多いの?

以前に比べると、職場結婚で退職する女性は減ってきていますが、キャリア相談では、転職したほうがいいのか、といった内容も少なくありません。しかし結婚を理由に会社を辞めることは非常にもったいないことです。なぜなら、今までの実績や人脈を手放すことになるからです。もちろん、自身のキャリアを考えての転職であればよいと思いますが、単に周囲に気使ってであれば、辞めずに続けることをオススメします。

また、会社によっては未だに、同部署内の結婚の場合、どちらかが異動する、という風潮の会社も存在します。しかし、仕事と結婚は関係のないものですから、自分自身がしっかり線引きしてやっていきたいことをまずは会社に伝えてはいかがでしょうか。

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