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なぜ? 「間が悪い人」の特徴と原因

笹氣健治(心理カウンセラー)

常に間が悪い人の対策方法

「常に間が悪い人」はどのような対策を講じればいいのでしょうか。そのあたりについて、解説していきたいと思います。

自分の行動を記録しておいて、自分の傾向を知る

まわりの誰かから「間が悪いなあ」と言われてしまったら、そのときの状況をふりかえって記録しておきましょう。どんな場面で、自分のどんな言動に対して「間が悪い」と言われたのか、どうすればよかったのかを明らかにしてメモに残すのです。特に、どうすればよかったかについては自分で考えるよりも、そういうことが得意そうな人に聞いたほうがいいでしょう。このメモを蓄積していくことで自分の傾向がわかります。すると、今後同じような場面になったとき、うまく対処できる確率が上がることが期待できます。

周囲の理解を得る


自分の傾向を把握できたら、自分が苦手な分野を周囲にそのことをあらかじめカミングアウトしましょう。周囲の人に知ってもらい、理解しておいてもらうことで、また自分が何かをやらかしたとしても、大事にならずに済む可能性が高くなります。特に、直属の上司や一緒に働く同僚には伝えておくべきです。発達障害に関する本やインターネットで調べた情報を見せれば、きっと納得してくれるはずです。もちろん努力する姿勢は見せ続ける必要はありますが、大目に見てくれることが多くなると期待できます。

得意分野の仕事を任せてもらう


なるべく自分が得意な仕事をやる、あるいは、得意な仕事を任せてもらえるように上司や会社にお願いしましょう。そうすることで、自分にとっても会社組織にとってもWin・Winになります。常に間が悪い、ちょうどいい間を取れないといったことで失敗して何度も叱責されると、どんどん自信を失ってしまい、慢性的に憂うつな気持ちになってしまう危険があります。得意なことだけしかやらないのは難しいとは思いますが、得意なことの割合を増やすことで、自分に自信が持てるようになりますし、周囲からの評価も良くなることでしょう。

次ページ:常に間が悪い人は自分の傾向を把握し、得意分野を仕事で生かそう

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