限界だ!! 「うちの会社、もしかしてブラック?」と男性が思う瞬間10
アラサー世代といえば、働き盛りの年代です。毎日懸命に仕事をこなす一方で……職場の環境に悩むことも多いのではないでしょうか。近年問題となっているのが、社員を使い捨てにする「ブラック企業」! 働く男性たちには「自分の会社がブラック企業かもしれない」と思う瞬間があるのでしょうか。アンケートで聞きました。
鬼残業
・「月間時間外労働が200時間に迫ったとき」(31歳/その他/販売職・サービス系)
・「残業代が出ないのに残るのが当たり前。美学的な思想の環境だった」(34歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
やってもやっても終わらない仕事……。こうした職場では、当然残業も日常化していきます。労働基準法において、1カ月の残業時間の上限は45時間です。違反が常態化しているようなら、是正を勧告するべきかもしれませんね。
法律の抜け目を……
・「おそらく労基対策としてタイムカードが廃止され、サイン式の出勤表が導入された」(34歳/その他/事務系専門職)
・「残業は45時間以内と言いつつも、それを過ぎるようだと退勤させてからサービス残業をさせる」(33歳/情報・IT/技術職)
こんな意見もありました。労働基準法についてきちんと知っていて、なおかつ対策をしてくるあたりが、かなりブラックだと言えそう。改善する気がない企業なら、勇気を出して「去る」のも賢い選択です。
抜けられない負のスパイラル
・「パワハラや業績給をどんどん下げられる時点でブラック。うつになる人多数」(35歳/マスコミ・広告/秘書・アシスタント職)
・「人数がどんどん減り、一人当たりの仕事量が増えて、有給休暇が取りにくい状況になっている」(32歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)
社員を大切にできないブラック企業だからこその、悪循環を挙げる意見も目立ちました。流出する人材を、無理やり引き留めることはできません。残った人、そして新しくやってくる人を大切にするための環境づくりから始めてくれると良いのですが。
お給料について
・「日当が最低賃金+200円……」(29歳/その他/技術職)
・「社長の投資・経費の浪費がすごいが、社員の給料が同業他社と比べ、安い様に感じる(30代で総支給額20万は、どう思いますか?)」(34歳/建設・土木/技術職)
身近な人には、聞きたくても聞きづらいのがお給料の問題です。ブラックかどうかは置いておいて、あまりにも少ないと正直困ってしまいますよね。
謎のルール
・「残業代を計上すると、ブラックリストを社内に公表されること」(27歳/医療・福祉/専門職)
・「所長が会社についてインターネットの掲示板で調べるな、と口うるさく言っていた」(33歳/その他/販売職・サービス系)
企業独自の、謎のルールが定められているケースもあるようです。会社にとっては都合が良いのでしょうが、働く側にとっては別! 自分自身で情報を集めたり、記録をとったりする工夫も必要です。
まとめ
ブラック企業かどうかを、外から完全に見極めることは難しいもの。「入社して初めてわかった!」というケースも多いはずです。ただ搾取され続けるのではなく、自身の将来を見越して、今後について考えるべきかもしれませんね。労働相談窓口も、ぜひ積極的に活用してください。
(ファナティック)
※画像はイメージです
※『マイナビウーマン』にて2016年7月にWebアンケート。有効回答数201件(25~35歳の働く男性)
※この記事は2016年08月06日に公開されたものです