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腟は洗わなくていいの!? 皮膚科医が教える、正しい「デリケートゾーンの洗い方」って?

石部千晶/六識

人には相談しにくいけれど、実は多くの女性が抱えている「デリケートゾーン」の悩み。たとえば、デリケートゾーンの洗い方。ずっと自分なりの洗い方をしてきたけれど、果たしてこれは正解なの? そこで今回は、気になるけれど人には聞けない「デリケートゾーンの洗い方」について、女性のみなさんにアンケート調査を実施。また、渋谷スキンクリニックの院長・吉田貴子先生に「デリケートゾーンの正しい洗い方」を教えてもらいました。

Q.自分の「デリケートゾーン」の洗い方は、正しいと思いますか?

そう思う……12.6%
どちらかというとそう思う……39.5%
どちらかというとそう思わない……33.6%
そう思わない……14.3%
※「マイナビウーマン」調べ。調査日時:2016年6月20日~6月26日、調査人数:119人(22歳~34歳の働く女性)

まず、自分のデリケートゾーンの洗い方が正しいと思うかを聞いたところ、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」という自信のある人が52.1%。反対に、「そう思わない」「どちらかというとそう思わない」という自信がない人は47.9%という結果に。それぞれ、なぜか理由を聞いてみました。

「そう思う」「どちらかというとそう思う」と回答した女性意見

・「特にトラブルに見舞われていないから」(28歳/ソフトウェア/技術職)
・「専用の洗剤で洗っているから」(34歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

正しい洗い方はわからないけれど、ずっと同じ洗い方をしてきて、いままで異常がなかったので正しいはず! という意見が目立ちました。また、洗い方というよりも“専用の石鹸”を使っているから大丈夫と思っている人も多いようです。

「どちらかというとそう思わない」「そう思わない」と回答した女性意見

・「デリケートゾーンのかゆみやニオイがあるから」(29歳/電力・ガス・石油/秘書・アシスタント職)
・「ゴシゴシ洗わないと汚い気がするが、よけいに傷つけている気がする」(31歳/情報・IT/技術職)

一方、「正しいと思わない」人たちからは「実際に肌荒れが起きた」「ニオイがする」といったトラブルや悩みを抱えている人が多いようです。しっかり洗いたいけれど、「どこまで力を入れて洗っていいのかわからない」というリアルな声も。

<「デリケートゾーン」を洗うとき、どうやって洗っている?>

いろんな考えの人がいたけれど、世の女性たちは具体的にどのようにデリケートゾーンを洗っているのでしょうか。詳しい洗い方を聞いてみました。

■とにかくやさしく!

・「専用の洗剤で、やさしくゆっくり洗う」(34歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「ボディソープを泡立て、撫でるようにやさしく洗う」(32歳/学校・教育関連/事務系専門職)

“やさしく洗う”ことを心がけている人が多数。やはり、強くこすると傷がついたり、かぶれたりしそうですよね。ただ、「やさしく洗ったらニオイがとれなさそう」と不安に感じることもあるかもしれません。

■体を洗うときと、特に変えていない

・「ボディソープを泡立て、ボディ用のスポンジで洗う」(27歳/情報・IT/事務系専門職)
・「体全体を洗うときと同じように洗う」(33歳/情報・IT/事務系専門職)

体を洗う流れで、そのままボディソープを使用して洗っている人も多いようです。

■石鹸もボディタオルも使いません!

・「お湯でササッと流す程度」(28歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「シャワーだけで洗う」(33歳/不動産/専門職)

意外と多かったのが「石鹸は刺激があるからよくないと聞いた」から、お湯のみで洗っているという意見。石鹸を使わない人は、タオルなどの道具も使わずに流すだけという傾向が強かったです。

<皮膚科医に聞く、デリケートゾーンの正しい洗い方>

洗う強さや、道具を使うか、石鹸を使うか、どんな石鹸を使うかなど、洗い方は本当に人それぞれ。「お湯だけで十分」、「石鹸がないと清潔になった気がしない」など、感覚もバラバラです。いったい何が正しい洗い方なのでしょうか? 吉田貴子先生に、正しいデリケートゾーンの洗い方について教えてもらいました。

■デリケートゾーンが清潔でないと、かぶれやニオイがキツくなるリスクがアップ!

吉田先生「デリケートゾーンは、汗をかきやすく、雑菌が繁殖しやすい場所です。きちんと洗わないと菌が増えて、かぶれてしまったり、かゆみが出たり、ニオイがキツくなってしまう可能性が出てきます。また、アンケートでも『ニオイが気になる』という意見がありましたが、デリケートゾーンはニオイが強い汗が出やすい場所でもあるんです。なかなか人に相談する機会はないかもしれませんが、実は、かぶれやニオイなど悩みを持っている女性は案外多いんですよ。正しく洗って、デリケートゾーンを清潔に保つようにしましょう」

■デリケートゾーンの正しい洗い方とは?

吉田先生「お湯のみで洗うといい、石鹸を使って洗うといいなど、諸説言われていますが、皮膚科医としては、弱酸性や敏感肌用のものなど、“低刺激”の石鹸を使用することをオススメします。お湯だけだと洗浄力が低いですし、刺激が強いものだとかぶれてしまう可能性もあるので、低刺激のものが最適だと思いますね。

洗うときにタオルやスポンジを使ったり、ごしごし強くこすると、肌が傷ついてしまう恐れがあります。なので、デリケートゾーンを洗うときは、しっかりと泡立てて、手でやさしく洗ってください。このとき、腟や肛門の内側の部分は洗う必要はありません。特に腟には本来浄化作用があるので、表面の手で洗える部分だけやさしく洗えば大丈夫ですよ。ちなみに、生理のときも同じ洗い方で問題ありません。

そして、洗ったあとに“乾燥”をさせることも重要になってきます。お風呂から上がって適当に体を拭いた後すぐに下着をつけてしまうと、ムレて雑菌が繁殖してしまいます。特に、かゆみが出やすい人は扇風機やドライヤーをあてて、しっかりと乾かしてから下着をはくようオススメしています。デリケートゾーンには『清潔・乾燥』を心がけてくださいね

<さいごに>

世の女性の「デリケートゾーンの洗い方」を見て「自分の洗い方とはちがう!」と驚いた人もいたのではないでしょうか? デリケートゾーンは「低刺激の石鹸で、外側だけを手で優しく洗う」方法がいいみたい。また、吉田先生がアドバイスをくれたように、キレイに洗ったあとは「乾燥」をすることも忘ずに! アフターケアも徹底して、清潔なデリケートゾーンを保ちましょう!

吉田貴子先生
皮膚科・美容皮膚科医。2004年に渋谷スキンクリニックを開業。一般皮膚科と美容皮膚科を開設し、あらゆる肌の悩みに向き合っている。なかでもニキビ治療を得意とする。また、肌トラブルだけでなく、ダイエットやアンチエイジング、発毛治療など、美容にまつわるさまざまな悩みに対応してくれる。テレビや雑誌などのメディアでも活躍中。

(取材協力:吉田貴子、文:石部千晶/六識)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.21)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

石部千晶/六識

「こんな情報がほしかった!と思ってもらえるような情報をお届けしたい」という想いから、舞台照明の仕事を経てライターに転職。昔から書くことが好きで、小学生のころから日記を書きためている。現在は、主にグルメや旅をテーマにした取材・執筆を行う。プライベートでは動物との触れ合いが何より好きで、牧場に行ってはムツゴロウさんのようになっている。

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