お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【ハーブセラピー】我慢しすぎてない? “生理痛”緩和のために知っておきたいハーブ3つ

中澤小百合

生理痛にオススメのハーブの利用法

・ハーブティーで

あたたかいハーブティーで体をあたためながら、体をゆるめてあげましょう。ラズベリーリーフはやさしくまろやかな味で飲みやすいハーブなので、単品でもおいしく飲めます。精神的なリラックスを促し、痛みをやわらげる作用を持つハーブと合わせることで相乗効果が期待できるので、ラズベリーリーフをメインにジャーマンカモミールかパッションフラワーとブレンドするのもオススメです。これらのハーブは月経前症候群(PMS)の腹痛や気持ちの不安定さにも働きかけてくれるので、気になる方は生理の1週間ほど前から飲んでみるとよいでしょう。

最後に

痛みを我慢するのはとてもつらいことですよね。でも、痛みは体が発しているサインでもあります。生理痛を鎮痛剤でなくすことをあたりまえだと思わずに、痛みの度合いによって、1か月に1度、自分の体の変化を感じ取る期間だと考えるといいですね。生理痛対策のひとつとしてハーブティーで体をリラックスさせて、生理期間をできるだけ快適に過ごしましょう。

※ハーブのなかには子宮を収縮させる作用などにより流産や早産につながる恐れがあるものがあります。妊娠中のハーブの使用には注意し、必ず事前に医師に相談のうえ、ご使用ください。

※ハーブによっては薬の効果に影響を及ぼすものがあります。治療中の病気がある方、薬を服用中の方は、必ず事前に医師に相談のうえ、ご使用ください。

※ハーブは薬ではありません。病気の予防や軽い不調を和らげるためのサポートとして利用しましょう。

(文:中澤小百合、イラスト:奈良恵)

●参考文献

『メディカルハーブ ハーバルセラピストコース・テキスト』(日本メディカルハーブ協会)
『ハーブと精油の基本事典』林真一郎著(池田書店)
『ハーブティー事典』佐々木薫著(池田書店)
『専門医が教える体にやさしいハーブ生活』橋口玲子著(幻冬舎)
『ニールズヤード式 女性のための症状別ナチュラルケアBOOK』ニールズヤード レメディーズ監修(河出書房新社)

※この記事は2016年05月18日に公開されたものです

中澤小百合

日本メディカルハーブ協会認定ハーバルセラピスト。
出版社勤務を経て、フリーランスのライターに。会社員時代に酷使してしまった心と体を癒すべく暮らしに取り入れた自然療法の魅力にはまり、現在はアロマ、ハーブ、フラワーエッセンスなどの植物による療法や各種セラピーに関する記事を主に執筆。カラーセラピスト、フラワーエッセンスアドバイザーとしても活動中。

ブログ:「Sayuriのカラー&ボタニカル・エッセンス」
http://ameblo.jp/waterviolet-therapy/

ホームページ:「植物と色の癒し Waterviolet-Therapy」
http://waterviolet-therapy.jimdo.com/

この著者の記事一覧 

SHARE