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【節約おしゃレシピ5】100均の食器で豪華見せ!! 彼も惚れ直す和定食

須賀いづみ(フードデザイナー/フードライター)

「彼にごはんを作ろう!」と思った時、何を意識して作りますか。見栄えよく豪勢に作りたいけど、お金がかかりすぎちゃっても困るのが乙女心……。そんなお悩みを解決すべく、ちょっとしたポイントで材料費、光熱費や時間を節約できる簡単おしゃれなレシピをフードデザイナーの須賀いづみがご紹介します。

新たなレシピを研究して、オシャレなごはんを作っても……なんだかんだ言って男性は定番の和食が好きだったりします。日々のごはんは、やっぱり「おふくろの味」がホッとしますよね。しかし、「一汁三菜」を基本とする和食は品数も必要なので、用意するのもひと苦労……。そして、意外と困るのが和食器の用意。今回は、100円ショップで手に入るオススメ食器を駆使して、豪華に見える和定食をご紹介します。

実は侮れない! 100円の和食器バリエーション

オムライスや、丼ものだったら簡単に盛り付けが済むものの、ワンプレートだと、どうもしっくりこないのが和食。おしゃれで素敵な伝統の和食器もたくさんありますが、高価なものが多いので、すぐに揃えるのは難しいですよね。そんな時に侮れないのが100円ショップの食器です。バリエーションが豊富な上に、シーズンごとに入れ替わるので、お目当てのテイストがきっと見つかるはずです。食器の種類が必要な和食こそ、100円ショップの食器を活用しましょう。

和定食に使える4つの基本アイテム

●お茶碗とお椀

数ある中から食器を選ぶのは大変ですが、最初に揃えておきたい基本の4つのアイテムをご紹介します。まずは、和食の基本中の基本でもある、お茶碗とお椀のセット。お茶碗は、色や柄のバリエーションがありすぎて、決めるのに迷ってしまうかも♪

盛り付けたらこんな感じ

●黒いお盆

次に、意外と使えるのが黒いお盆。一気に和食らしさが増すことと、このワンプレートに数種類のおかずが載せられるので、洗い物が減るのも節約ポイント! また、軽くて割れないのも嬉しいですね。

今回はメイン料理を載せましょう

●箸置き

4つ目のアイテムは箸置きです。自分ひとりの食事だと用意しない人も多いと思いますが、彼と食事を楽しむときくらいは用意しておきたいもの。特に、季節感を出せるものがオススメですよ。

●基本の器の節約ポイント

・最初に揃えるべき基本アイテムは、お茶碗、お椀、お盆、箸置きの4点セット
・お盆のワンプレート盛りで洗い物を減らして水道代の節約

お盆に載せたいメイン料理:豚肉の味噌漬け焼き

今回のメイン、豚肉の味噌漬け焼きをご紹介します。ショウガ焼き用の豚肉を、前日の夜から味噌ダレに漬けておけば、冷蔵庫から取り出して焼くだけなので簡単ですよ。

●豚肉の味噌漬け焼き

〈材料/2人分〉

・ショウガ焼き用豚肉:200g
★味噌:大さじ2
★酒:大さじ1
★砂糖大さじ2

〈作り方〉

1.★を全て混ぜ合わせる。
2.豚肉の両面に1のタレを塗り、しっかりラップに包んで(タレが漏れないように注意)、冷蔵庫で半日以上置いておく。
3.中火で熱したフライパンに油をひき、豚肉を焼く。焼き目が付いたら裏返し、弱火にしたら蓋をして1~2分程蒸し焼きにして完成。

お盆に載せたい副菜:新ジャガのカレー炒め

メイン料理の横に添えたい、新ジャガのカレー炒めをご紹介します。

●新ジャガのカレー炒め

〈材料/2人分〉

・新ジャガ:4~5個
・オリーブオイル:大さじ1
・カレー粉:小さじ1
・塩:適量

〈作り方〉

1.新ジャガは皮付きのまま、竹串が通るまで茹で、半分(または1/4)に切る。
2.中火で熱したフライパンにオリーブオイルをひき、ジャガイモを軽く炒めたらカレー粉、塩を加え更に炒めたら完成。

テーブルを華やかに! 次に揃える100均アイテム2つ

基本のセットの次に揃えるべき、様々なおかずに対応できる使い回し勝手のいい食器を紹介します。ここまで揃えれば、和定食を作るのには困らないレベル!

●ガラスの器

ひとつめは、ガラスの器。涼しげな雰囲気を出せるガラスの器は、サラダ、冷や奴、お浸し……など、冷菜を盛りつけるのに、一枚あると便利です。

●白の小皿

もうひとつ、あると便利なのが白の小皿。ひじきや、きんぴらなど定番おかずのほかにも、醤油皿、漬け物の盛り付けにも使えるので、何か一品足りないな……という時にも使い勝手がいいアイテムです。小皿に盛り付けた一品があるだけで食卓の印象はグッと変わります。「今日はおかずがたくさんあるな」と彼のテンションも上げちゃいましょう。

●節約ポイント

・使い回しの効く、ガラスの器と白い小皿
・小皿の副菜が少しあるだけで、「おかずがたくさんある」と彼のテンションを上げられる

小皿に入れたい“混ぜるだけ”副菜レシピ2つ

また、これらに盛り付ける副菜は、時間も手間もかけずにパパっと作りたいですね。今回は「混ぜるだけレシピ」です。

●めかぶとなめたけのネバネバ和え

〈材料/2人分〉

・めかぶ:1パック
・なめたけ(瓶入りのもの):大さじ3程度
・刻み海苔:適量(お好みで)
・醤油:適量

〈作り方〉

1.すべて混ぜ合わせたら完成。

●アボカドキムチ

〈材料/2人分〉

・アボカド:1個
・キムチ:適量

〈作り方〉

1.1cm角に切ったアボカドと、キムチを混ぜ合わせたら完成。

まとめ

今回、ご紹介した食器は6種類。つまり、これだけで600円です。彼と2人分の食器を揃えても、1200円! これはかなりお得感がありますね。洋食を作る場合、白い皿があれば様々なメニューに対応できますが、和食は白い皿1枚では、対応しきれません。いまや、世界中から注目されている、日本の100円ショップ! 上手に活用して、彼のために栄養満点の和定食を作ってあげましょう。

【今回かかった金額】

・食器代(2人分) 1200円
・食費(4品分) 780円
・光熱費 20円

〈内訳〉

豚肉の味噌漬け焼き

・豚肉 360円
・調味料 20円

新ジャガのカレー炒め

・新ジャガイモ 100円
・調味料 10円

めかぶとなめたけのネバネバ和え

・めかぶ 50円
・なめたけ 40円

アボカドキムチ

・アボカド 150円
・キムチ 50円

(須賀いづみ)

★次回の『節約おしゃレシピ』は5月21日(土)更新予定です。お楽しみに!

◆『節約おしゃレシピ』バックナンバーはこちら

※この記事は2016年05月07日に公開されたものです

須賀いづみ(フードデザイナー/フードライター)

フードデザイナー
オーガニックコンシェルジュ
フードライター
朝食ワークショップ「Good Morning Japan」主宰

化粧品会社に5年程勤めた後、食と美の可能性に目覚めフードデザイナーに転身。見た目も華やかで美しいフード作りを得意とする。
ヘルシー&オシャレをキーワードにレシピコラムを執筆中。
朝食好きをきっかけに、現在は赤埴奈津子と共に朝食ワークショップ「Good Morning Japan」を主宰している。

須賀いづみ instagram

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