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【男女のちがい】子どもができたら、旦那さんに育児休暇を取ってもらいたい?

ファナティック

イクメンという言葉をよく耳にするようになってきました。男性が、奥さんの出産を機に育児休暇を取るということも、権利として認められるようになった会社もあるでしょう。そんな「男性が取る育児休暇」について、みなさんはどのように感じていらっしゃるのでしょうか。今回は、働く男女にそれぞれアンケート調査を行いました。

Q.女性に質問! 子どもができたら、取れるのなら旦那さんに育児休暇を取ってもらいたい?

「取ってもらいたい」……45.2%
「取らなくてもいい」……54.8%

Q.男性に質問! 子どもができたら、取れるのなら育児休暇を取りたいですか?

「取りたい」……62.5%
「取らない」……37.5%

女性と男性で、考え方に差があることが伺える結果となりました。女性が、自分の旦那さんに「育児休暇を取ってほしい」と思っている人は、半数を割って約45%でした。反対に、男性が「育児休暇を取りたい」という人はなんと6割を超えました。微妙にちがいがありますね。それぞれそう思った理由を聞いてみましょう。

男性が育児休暇に対して思っていること

<取りたい>

・「子どもの成長過程を近くで見守りたいから」(36歳男性/情報・IT/技術職)
・「使える権利は使うべきだと思う」(24歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「ゆっくりと子どもとかかわっていきたい」(31歳男性/建設・土木/事務系専門職)
育児休暇を取りたいという男性は、どうやら単純に「育児のため」とは言えない気持ちもあるようです。育児休暇をある意味では「単なる休暇」として捉えて、「休めるなら休みたい」という気持ちがあるのは否めないようです。もちろん、子育てをしたい、奥さんの負担を減らしたいという思いがある男性も多くいらっしゃいました。

<取らない>

・「働き手がいなくなって生活費に支障が出ると思うから」(30歳男性/学校・教育関連/その他)
・「育児は妻にまかせて仕事に集中したいから」(23歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「取ったところで、本当に育児をするかどうかが問題」(34歳男性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

一方で、たとえ育児休暇の制度があったとしても、実際に働いている職場で当然のように取れるかというと、そうではない現代事情も見えてきます。職場の理解が得られない人はまだまだ多いようです。また、男性の収入がメインで生活を支えている家庭にとっては、女性が育児休暇で休んで収入が減っているのに、そこに男性まで休暇を取ってしまうと日々の暮らしが成り立たない場合が出てくるでしょう。

女性が旦那さんの育児休暇に対して思うこと

<取ってもらいたい>

・「家事や育児に参加してもらいたいから。参加することで大変さや、どう気遣えばいいかが実感できるから」(24歳女性/情報・IT/営業職)
・「一緒に子育てをしたいから。大変さなどをわかってもらえそうだから」(33歳女性/その他/事務系専門職)

旦那さんに育児休暇を取ってもらいたいという意見は、男性が育児に参加できる時間が少ないことが原因になっているようです。子どもの成長を一緒に喜びたいという気持ちと、育児の大変さを分かち合いたいという気持ちの両方があるようですね。育児の大変さは、実際にやってみないと実感しにくいもの。子どもが小さい内は、今までのように家事をできないことだってあります。その理解を得るためにも、男性に育児のことを知ってもらいたい気持ちがあるのでしょう。

<取らなくてもいい>

・「自分の収入が減るので、旦那さんの収入まで減るのは困る」(32歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「男の人の育休はまだ社会でも理解が進んでおらず、会社で肩身の狭い思いをしてほしくないから」(32歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「自分が育児をしたいから、旦那さんには外で稼いでもらいたい」(33歳女性/医療・福祉/専門職)

男性が育児休暇を「取らない」と回答したのと同じような理由で、「旦那さんは育児休暇を取らなくていい」という女性は半数を超えました。それは、休暇を取ることによって職場で旦那さん自身が働きにくくなることを避けたいとか、金銭的な理由が大きいようです。

まとめ

子どもが生まれたことをキッカケにして、今までよりもっと仕事をがんばる気持ちになる男性も多いはず。誰もが育児休暇を取るべきなのではなくて、取りたい人が取れるような世の中になっていくといいですね。

(ファナティック)

※画像はイメージです

マイナビウーマン調べ(2016年3月にWebアンケート。有効回答数259件。22歳~39歳の社会人男性・女性)

※この記事は2016年04月24日に公開されたものです

ファナティック (編集プロダクション)

2011年10月創立の編集プロダクション。マイナビウーマンでは、恋愛やライフスタイル全般の幅広いテーマで、主にアンケートコラム企画を担当、約20名の女性ライターで記事を執筆しています。

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