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専門家 デート・カップル

【恋愛相談バー】ギャンブルで人が変わる彼……別れた方がいい?

高山真

都内某所にひっそりとたたずむ「マコトねえさんの恋愛相談バー」。ここには毎夜、“恋に悩める子羊”が来店し、店主であるマコトねえさんから「愛のカクテル」なるアドバイスをいただく。さぁ今宵はどんな子羊が来店するのかしら……?

マコトねえさんの恋愛相談バー

■今宵のご相談

ご相談者:まりもちゃん(27歳・会社員)

恋愛に対するスタンス:積極的でも受身的でもある
結婚に対するスタンス:いい人がいたら結婚したい
いつまでに結婚したいか:特に期日は設けていないけれど、そのうち結婚したい

相手:

年齢:28歳
居住スタイル:一人暮らし

■出会いの経緯

激混みのファストフード店で仕方なく相席になったのをきっかけに、デートを数回重ね、とても優しくておもしろくい彼にどんどん惹かれていき、彼の誕生日にひまわりの花束をプレゼントして私から告白。交際が始まりました。

■ご相談

普段は優しい彼ですが、パチンコ(スロット)のことになると急に人がかわります。楽しんでいる分にはいいのですが、だいたい負けて帰ってきてイライラしています。しかも毎週のように行っているので私に全然かまってくれません。彼のことは好きなのですが、これからのことを考えるととても不安になります。別れたほうがいいのでしょうか?

■マコトねえさんからのアドバイス

●つきあったらダメな相手・結婚に不向きな相手とは?

アタシは基本的に「あなたが自分で決めたことなら、反対はしない」という人間なのね。こういうお仕事をしてはいますが、上から目線で「ああしなさい、こうしなさい」と言うことは避けているの。そういうことを言うタイプのゲイのことを小バカにしているところもあるし。「女は女らしく」とか言っちゃうゲイには、乾いた笑いが起こるわね。「男は男らしく」って縛りに自分が苦しんだくせに、他人にはそれを強いる……、それが矛盾だってことに気づいていないのは、いかがなものかと思うでしょ?

それを踏まえて、「別れたほうがいいのでしょうか?」というご相談に対する「アタシの考え」をお話しするなら……。

「彼、結婚相手としてはとことん不向きな相手だとは思うわよ。結婚相手としては、ね」
ということになります。

最近出した『恋愛がらみ。』という自分の本でも書いていますが、アタシが考える「つきあったらダメな相手」とは、こんな男のことです。

●DV男、モラハラ男
●借金癖のある男(大学の奨学金or住宅ローンは除外。ちょっとしたぜいたくなどのために、こまごまチマチマしたお金を何度も借りる癖のある男ってことね)

で、それにプラスして、「結婚したらダメな相手」というのは、こういう男です。

●仕事をしない。したとしても、まったく続かない男
●仕事をしていたとしても、家に金を入れる気がない男
●ギャンブル狂い(ギャンブルが原因の借金がある場合は「つきあったらダメな男」になるわね)

当然だけど、「つきあったらダメな男」というのは、「結婚したらダメな男」でもあるわけね。もちろん、これはあくまでも「アタシの基準」。あなたの基準はいかがかしら。

「つきあったらダメな男」と「結婚したらダメな男」の間にある、境界線はなんなのか。それは「一緒に生活していく。そのことを考えたら、リスクにしかならない」ということです。

アタシが「借金癖のある男とはつきあうのもNG」としているのは、「借金があることが発覚した時点で、そんな男とデートしても、おごるのもおごられるのも楽しくない。そもそも割り勘だって気を使いそう」だから。

「ギャンブル狂い」に関していえば、「アタシと会ってない間に何をしているかは、彼だけの領域」だから、単なる「交際」のときにはあまり影響がないわけ。「生活をともにしている」のなら、大いに影響があるけどね。

そして、「負けてこちらに当たり散らすようなことがあったら、即別れる」こともセットにしているわ。それは「彼だけの領域内で行われていること」ではなく、「アタシの領域を侵食する行為」だから。これ、アタシなりに明快な基準のつもりなんだけどね。

●「あなたの基準」は、あなたが決めるの。あなたの人生なんだから

「別れたほうがいいでしょうか?」という問いに対する、アタシの「考え」「基準」は、ガッチリお話ししました。そして、アタシの「返答」は、こうなるわね。

「あなたの基準は、どうなの? それと向き合えば、おのずと答えは出てくるはずよ」

アタシのこの「答え」を「答えになってない。職務放棄じゃん」ととらえる人もいるかしら。そういう人たちに言いたいことがあるの。

アタシはアタシ、たったひとりのアタシです。そしてあなたはあなた、たったひとりのあなたです。アタシの人生とあなたの人生がちがうのは、当然のことじゃない?

アタシの言うことを「参考」にして、あなたが自分の進む道を決めてくれるのは、本当にうれしいわ。でも、アタシの言うことにまるっと従ってしまう女子をつくるのは、アタシの美学に反することなのよ。

この連載の1つ前の回でも言ったように、アタシは、「人生のハンドルは、自分で握るべき」と思っているオンナ(正確にはゲイ)。あなたの視界をちょっと広くしたり、あなたにちょっとした運転テクニックを伝授したり……そういうお手伝いは全力でするわよ。でも、「ウエメセ(上から目線)な毒舌や命令で女子をがんじがらめにして、他人まかせの人生、ハンドルを他人に握り続けてもらう人生しか送れないようにする」のはイヤ。そういう不誠実なお仕事は、「毒舌オネエ」なんてのを自称している矛盾だらけの人たちにおまかせするわ。

アタシに自分なりの基準があるように、あなたにはあなたの基準があるはず。もし、現時点でそれがまだクリアになっていないなら、まずは自分と向き合いましょう。その作業は、今後10年、20年のあなたの人生を決定づけるほど大切なものになるはずよ。

でも、最後にひとつだけ。ギャンブル依存は、立派な病気よ。「私の愛があれば治るかも」なんて思わないでね。「虫歯や骨折や胃腸炎を治すのは、恋人の愛」なんて言う人がいたら、いい笑い者でしょ? そういうのを治すのは、医者の役目なの。依存症も、医者の力がないとダメなのよ。それは決して「あなたの愛の力が足りない」ということではないから、ヘンに自分を責めないようにしてね!

■愛のカクテル

「つきあうべきではない相手」「結婚すべきではない相手」の基準は人それぞれ。
あなたの基準をしっかり考えて。他人との比較は無意味よ!

■おすすめメニュー

このご相談&回答が“刺さった”方々へ――。ちょっと年上のアタシから、同世代のお友達からは仕入れられない、懐かしくてすてきな歌や映画をご紹介。“キュンキュン”や“イケイケ”をチャージして、日々をもっと彩っちゃいましょう♡ って誰よ、「ちょっと年上? すごく年上の間違いでしょ」とか言ったのは? うふふ。

★アメリカのR&B
TLC「No Scrubs」(アルバム「Fan Mail」に収録)

「カノジョがいたって、その人に愛を見せようともしない。お金もないくせに一緒にいたがる。そんなクズ男なんて、いらない」って、ステキな歌詞だわ。うふふ。っていうか、17年も前の曲だったことにビックリ。オバチャン(ゲイだけど)は時間の流れのあまりの速さに驚くばかりよ……。

★フランス映画
「サガン -悲しみよこんにちは―」(シルヴィー・テステュー主演。ディアーヌ・キュリス監督)

2008年のフランス映画。アタシの好きな作家のひとり、フランソワーズ・サガンの生涯を描いた作品よ。時に孤独と向き合い、時に逃れ、そしてアルコールやギャンブルに沈んで破滅していくサガン……。胸が痛くなる映画だけれど、かなり好きな作品。2年に1度くらいは見返しているの。「彼がギャンブル好き」というご相談で、つい思い出してしまったわ。

★お店の人気メニュー★

恋愛がらみ。: 不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ

『恋愛がらみ。 不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ』(小学館/1404円)

女性ファッション誌「Oggi」(小学館)で、10年にわたり読者のさまざまなお悩みを鮮やかに解決してきた高山さんの大人気連載が、「恋愛」に特化したものを書籍化。相談者だけでなく、本を読むすべての女子に“刺さる”名言・金言が満載の、超新感覚の幸福論です。目からウロコのものの見方や考え方、男子がなかなか教えてくれない「男ゴコロ」の詳細な解説、すぐにでも実践できそうなかけひきテク、そして、女子たちのハートに寄り添い、背中をやさしく押してくれる愛情……。人気コラムニストのジェーン・スーさんも「知的ゲイは悩める女の共有財産」と絶賛する1冊です。

(文/高山真 イラスト/あべさん)

次回の「マコトねえさんの恋愛相談バー」は、4/28(木)更新予定です。お楽しみに! ※毎週木曜更新

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