かっこいいと思ってる? 鼻につくカタカナ用語
たとえば「プレゼン」や「プロジェクト」など、ビジネス用語として定着している言葉が多々あります。でも、中には日本語で言ったほうが意味が通じる言葉もありますよね。今回はそんな「他人が使っていて鼻につくカタカナ用語」について、社会人女性のみなさんに聞いてみました。
<他人が使っていて鼻についたカタカナ用語>
■言いたいだけでしょ!
・「リスケ。『言いたいだけだろ』と思ってしまったから」(26歳/情報・IT/事務系専門職)
・「マストバイ。『普通にほしいって言いなよ』と思った」(28歳/生保・損保/事務系専門職)
・「ペンディング。上司が何かあるとすぐに『とりあえず、ペンディングで』と先延ばしにするのにかっこよく言おうとしているのでイラッとする」(27歳/建設・土木/事務系専門職)
スケジュールを組みなおす「リスケ」や、必須アイテムを指す「マストバイ」、保留の意味で使われる「ペンディング」。どれも普通に日本語で言えばいいのに、英語を使っているところが鼻につくと感じる人が多いようです。
■英語使えないくせに……
・「ウィンウィン。古すぎると思う」(31歳/電機/事務系専門職)
・「英語をまったく使えない人がエビデンスとか使っているとき」(30歳/情報・IT/営業職)
・「コンセンサスとか、日本語のほうが簡単な言葉」(29歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
両者にとって都合のいい「ウィンウィン」や、証拠を表す「エビデンス」、合意を意味する「コンセンサス」などいろいろ出てきましたが、英語を使わない日本人が使っているのがおかしいと感じてしまう人も。「エビデンス」なんていきなり言われても意味がわからない人もいるかもしれませんね。
■日本語でいいじゃん!
・「プロット。よくわからないので」(31歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「ローンチ。いちいち仕事の言葉を英語っぽく言う人がイラつくから」(29歳/金融・証券/営業職)
構想という意味の「プロット」や、新サービスの立ちあげなどで使われる「ローンチ」も、日本語で「構想」や「新サービスの開始」と言ったほうがわかりやすいと思っている人も……。英語で言う必要性を感じないので、余計にイラッとしてしまうのかもしれません。
■嫌な気持ちになる言葉
・「ニート。差別的用語だと思うので」(24歳/その他/事務系専門職)
・「ディスる。どういうことか意味がわからないから」(27歳/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)
仕事をしていない人のことを「ニート」と表現したり、軽蔑や罵ることを「ディスる」と言う人がいますが、悪い意味で使われることが多いので聞いていると嫌な気持ちになる人もいるよう。言葉だけが独り歩きしているような感じですよね。
<まとめ>
「他人が使っていて鼻についたカタカナ用語」として、リスケやペンディング、エビデンスやローンチなどさまざまな言葉があげられました。ある日突然、職場の上司が使いだして、まわりは意味がわからなくて困惑……なんてこともありそうです。意味もわからずに使っていたという人は、注意してくださいね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません。
※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数119件(22~34歳の働く女性)。
※この記事は2015年11月18日に公開されたものです