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男のプライドは厄介!? 彼などの男性に「注意」をするときの効果的な方法

森川ほしの/OFFICE-SANGA

男と女は、なかなか理解し合えないもの。特に、「男のプライド」というヤツは、女性にとっては厄介な存在ですよね。ちょっと間違いを指摘したいときや、何か注意したいとき、言い方をひとつ間違えばヘソを曲げられてしまう可能性大。世の女性たちが夫や彼氏に「注意」するときには、どんなことに気をつけているのでしょうか?

「こうしなさい!」はNG

・「『こうした方が良くない?』って、さり気なく気づかせる」(22歳/金融・証券/事務系専門職)
・「『○○しないで!』よりも、『○○した方が良いよ』という感じで伝えること。頭ごなしに相手を否定しないようにする」(24歳/食品・飲料/専門職)
・「こういうのはマナー違反『らしいよ』と言うと、素直に聞いてくれることが多い」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)

夫や彼氏に注意したいときには、女性側も感情的になっていることが多いもの。そのため、その勢いにまかせて、「こうしてよ!」と言ってしまいがち。しかし、そこをグッとこらえて、言い方を工夫するのがコツのようです。

褒めて伸ばす!

・「『こうすればもっと素敵なのに』と言う」(28歳/電機/営業職)
・「『こうした方が格好いいと思う』と、プラスになるように言います」(30歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「別のことで褒めてから、本題を注意する」(30歳/医療・福祉/専門職)

まずは褒めて、男性を立てるという作戦ですね。「あなたは今も十分素敵だけど、こうすればもっと良くなる」というように、先に持ち上げておけば、ヘソを曲げてしまうことはないかも? 機嫌よく「お、そうか?」と聞いてくれそうです。

「自分はこう思う」と伝える

・「自分も反省している感じを出す」(31歳/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「『それ言われたら・やられたら、自分も悲しい』と言う」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「『それ嫌だなー』と、私が嫌いなのをアピールしてやめてもらう。マナー違反だと責めると角が立つから」(27歳/建設・土木/事務系専門職)

たしかに、「あなたはいつも……」「あなたって……」と、相手のことばかりを言ってしまうと、男性は「責められている」と感じてしまうかもしれませんね。主語を「私」に置き換えるだけで、相手に与える印象を大きく変えられそうです。

男性に恥をかかせてはダメ

・「ほかの人には聞こえないように、こっそり伝える」(28歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「角が立たないよう、こっそり一人のときに忠告してあげる」(29歳/ソフトウェア/技術職)
・「『ちょいちょいちょい』って引っ張る」(29歳/その他)

良い大人がひと前で注意されたら……。女性だって「恥をかかされた!」と腹が立ってしまいます。特にプライドが高い男性には、ひと前での注意はご法度。どうしても注意したいことがあるなら、2人きりのときに伝えた方が効果的かもしれません。

夫や彼氏に「注意」したいとき、女性のみなさんはいろいろと気を使っているようですね。ほかには、どんな工夫が効果的なのでしょうか? 話し方講師の栗原君枝先生にも話を聞いてみました。

「男性に対しては、別の案を提示するという方法も効果的ですね。たとえばタバコの吸い殻をポイ捨てした男性に注意したいとき。女性から『やめなさい』『恥ずかしいからやめて』と言われると素直に聞けない男性は多いと思います。しかし、『携帯灰皿を買ったら?』のように別の案を提示されると、案外素直に『それもいいかも?』と受け入れてもらえるかもしれません」(栗原先生)

また、可否を問う言い方も効果的とのこと。

「『女性に何か注意されて、自分を変える』ことが気に入らない。これがヘソを曲げてしまう原因ですから、『自主的に変わった』と思ってもらえば良いワケです。『○○した方が良い』と決めつけずに、『○○できない?』『○○できるんじゃない?』と可否を問い、そうするかしないかは男性自身に決めてもらいましょう。そうすれば、『妻・彼女から怒られた』『注意された』という印象を回避できます」(栗原先生)

ただちょっと注意したいだけなのに、なんだか面倒な気もします。それでも、注意のし方をミスって、ヘソを曲げられてしまうよりはマシですよね。上手に男性の機嫌を取りつつ、こちらの意見を聞いてもらえるように工夫してみてはいかがでしょうか?

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数146件(22~34歳の働く女性)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2015年11月18日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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