愛があれば大丈夫? 国際結婚で不安なこと4選
「日本人女性は外国の男性から人気が高い」とよく耳にしますね。テレビでハーフの芸能人をたくさん見るし、国際結婚が身近に感じられます。とはいえ、育った環境がまったくちがう相手との結婚には不安もつきまといそう。そこで今回は働く女性に、国際結婚で不安なことについて意見を聞きました。
家族がらみのトラブルが心配
・「相手の家族に犯罪者がいないか」(30歳/通信/事務系専門職)
・「相手の親とのつきあい方。文化がちがうのでかなり戸惑うと思う。里帰りなどもお金がかかりそうで大変だと思う」(24歳/食品・飲料/専門職)
・「子どもがハーフでいじめられないか」(29歳/自動車関連/事務系専門職)
・「相手方の家族とのコミュニケーションをどうとるか。宗教とのつきあい方」(28歳/金属・鉄鋼・化学/販売職・サービス系)
家族がらみで余計なトラブルが発生しないかと考えてしまいます。同じ国の人と結婚してもないわけではありませんが、法律関係など、解決のしやすさに違いがありそう。カレだけでなく、カレの家族についても生活状況などをしっかり把握しておきたいですね。
どこで暮らすのか考えてしまう
・「海外に住むことになった場合に、治安が心配。親がなんていうか心配」(30歳/商社・卸/事務系専門職)
・「どこで暮らすかということ。日本は離れたくないから」(28歳/学校・教育関連/専門職)
・「そこの風土になじめるか」(27歳/金融・証券/営業職)
移動先が日本国内でも地元を離れることに抵抗がある人がいます。海の向こうだと、いっそうの不安をかかえそうです。たとえ海外生活にあこがれがあっても、その機会が来たからといって簡単に日本を離れられるとは限りません。行き先によっても、気持ちが全然ちがったりします。カレがずっと日本に住んでくれるなら安心なのですが……。
コミュニケーションに不安あり
・「日本人特有の微妙な言い回し、ニュアンスを理解し、くみ取ってもらえるか」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「意思疎通、価値観の違いが大きくなりそう」(30歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「言葉の壁。ちょっとした間違いで誤解されそうだから」(28歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
相手の国の言葉を話せないと、苦しい場面に遭遇するかもしれません。たとえ話せたとしても日本人特有の「言わずとも通じる」の精神が働き、言葉足らずになってしまいそう。意思疎通やコミュニケーションには言葉以外の要素も大事。それがまた難しいですね。
食生活や文化の違い
・「長期的な食の好み、職場や文化の違いなど、ストレスにならないかどうか」(32歳/学校・教育関連/技術職)
・「文化がちがうのですれ違いばかりしそうなところ」(23歳/小売店/事務系専門職)
・「宗教の違い」(31歳/電機/事務系専門職)
食事をはじめとする習慣の違いを挙げた女性が目立ちました。恋人時代は2人のことだけ考えていればよかったとしても、結婚後は周囲の人たちがかかわってきます。冠婚葬祭や季節行事で、日本では「考えられない!」と思う光景を目にすることがあるかもしれません。がんばって理解するしかないですね。
「国際結婚している」と聞くと、オシャレな夫婦という印象を持ちますが、実際はいろいろ大変なこともありそうですね。トラブルに直面したときは解決方法などの知識も必要ですが、最終的には相手への愛情が大事だと思います。愛があれば乗り越えられる! 使い古された言い回しを信じてみるのも悪くない?
(中澤美紀子/OFFICE-SANGA)
※『マイナビウーマン』にて2015年9月にWebアンケート。有効回答数164件(22~34歳の働く女性)
※画像は本文と関係ありません
※この記事は2015年10月14日に公開されたものです