お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【恋愛テク】モテる女の秘密の隠し方を学べ! オバサンとミステリアスな女性の境界線

脳科学者の茂木健一郎さんは、女とオバサンの分かれ目を「秘密をうまく隠せるかどうか」だと言っています。簡単に言えば、何でもあけすけに思ったことを口にするのがオバサン。言葉を選んで話し、内面をあまり見せないのが女、ということ。秘密の扱いかたが上手なのです。オバサンになってしまうと、もう男性には女扱いされない様子。モテ度が断然違います。あなたはオバサンになっていませんか? 秘密をうまく武器にして、目指せモテモテミステリアスな女!

その先が気になる……「ツァイガルニク効果」

心理学に「ツァイガルニク効果」というものがあります。これは途中で止められると、その先を知りたくなる心理のこと。達成された事柄よりも、達成されなかった事柄のほうが、印象に残りやすいのです。「答えはCMの後」と言われたら、とりあえずCMの後まで待ちませんか? ドラマがいいところで終わるのも、興味をもっと先まで惹きつけるため。終了した漫画よりも、連載中の漫画のほうが気になるはずですし、質問したのに答えが返ってこないと、「あれ?」と思います。

ミステリアスな人に惹かれるのもこの効果が働いているから。「○○出身とだけは聞いたことがあるんだけど、そこから先は謎なんだよね」なんて言う人がいたら、どんな人生を歩んできたのか知りたくなりますよね? でも秘密の扱いかたが下手なオバサンは、聞かれもしないのに自分の話ばかり。知りたくない情報の垂れ流しは、まさに露出狂です。

想像力を掻き立てる反面、確信できないという魔力

自分のことをあまり話さないのですから、ミステリアスな人について情報がありません。情報がないから、いろいろと想像を巡らせます。「実は結婚している?」「何歳だろう?」「恋人はいるのかな?」これらがすべて謎。なんとなくライフスタイルから想像すると、結婚はしていないよう。でも確証がないんですね、見えてこない。だからもっと知りたくなります。

「鶴の恩返し」でも同じですね。障子の向こうでは機織りの音だけが聞こえてきます。でも「決して見ないでください」というので、見ることはできません。でもそう言われると見たくなる、でも我慢をするという葛藤。その間は、機織りの音を聞きながら、「機を織っているのだろう」と自分を納得させますが、確信がないのです。だから見て確かめたくなります。これが日に日に募って、やがて魔力のように心は障子の向こうに囚われてしまいます。

ミステリアスは褒め言葉か

そもそも「ミステリアス」というのは褒め言葉なのでしょうか。実は、褒め言葉ではないという意見もあるようです。ミステリアスの反対語は、言い換えればオープン。裏表がなく思ったことは素直に口にする人。感情表現が豊かですし、ミステリアスの人よりも接しやすいかもしれません。そこで肝心になってくるのが冒頭での、茂木先生の言葉「秘密をうまく隠せるかどうか」にあると思うのです。

「うまく隠す」ことが重要。そこで段階に応じて変化させてみてください。初対面だった場合。いわゆる掴みの部分ですね。思ったことをそのまま口にする人は、失礼なことも言いだしかねません。オバサンはそれをやってしまう。逆に初対面は、自分の情報も小出しに抑えながら、相手のフィールドに深煎りしないよう距離を置く。相手を尊重しつつ、自分もあまり見せないようにします。「もうちょっと知りたい」、という気持ちにさせたら掴みはOK。

そして知り合いになってくると、オバサンは馴れ馴れしくなり、自分を見せっぱなし。相手のフィールドにもどんどん入り込みます。でもミステリアスな人は、まだまだ謎を秘めています。この辺りで、モテ度は分かれてくる気がします。ミステリアスな人に、ますます関心を抱きやすくなるのではないでしょうか。

ところがその後、長年の付き合いなのに、まだすべてを明かしてくれないとしたら? この段階でも、何も話してくれないなんて、ミステリアスな印象が一変、閉鎖的な人に。周りは、心を開いてもらえない寂しさを感じてしまいそう。その点、ここから自分をさらけ出してくれたら親近感が湧きます。隠し過ぎるのもほどほどにしないと、人が離れていく可能性もありそう。

何を話して何を隠すのか、も重要。

段階に応じて、どの秘密を打ち明けるのかも重要でしょう。初対面で男性遍歴の話をするなどは、もってのほかですが、自分の生い立ちなど重い話もタイミングが大事。大食いであるとか大酒飲みであるとか、自分の正体も同じです。うまく隠したりうまく打ち明けることで、ベールに包んだ部分をチラ見せする。

「秘密をうまく隠せるかどうか」、これはタイミングや話題が肝なのです。うまく判断して、モテモテミステリアス女を目指しましょう!

(鈴木ナナ/studio woofoo)

※この記事は2015年08月14日に公開されたものです

SHARE